いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

2008-01-01から1年間の記事一覧

いつだって新しいやつは冷遇される

僕のライフワークのひとつは「松本人志の放送室を聴くこと」なのだ。しかし、徐々に録音しておいても聴くのが後手後手に回り、今やライフワークが「松本人志の放送室を録音すること」に変わりつつある(もっともスラヴォイ・ジジェクよろしく、テレビ番組は…

12月12日

その日俺は、夜の暗さと冬の寒さを感じ、近所のコンビニの放つ無機質な蛍光灯の光に、必要以上の明るさと暖かさを感じ、いざなわれるように中へと入った。 入り口近くのレジでは、60から70近くのおっさんが、なにやら店員三人に言っている。話を聞いていると…

偉そうなオタクが減った代わりに、話を一般化してくれるオタクが増えてほしい

ちょっと前に読んで「なんか書きてぇ!」という欲望を喚起されたまま放置していた、id:p_shirokumaさんのエントリー。 偉そうなオタクが減った代わりに、ジャンルを系統的に把握するオタクも減っている http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20081212/p1 この…

大日本人

バカなくらい松本人志論が好きというid:advblogさんのリクエストに勝手にお答えして(笑)、以前某サイトにupした映画評を加筆訂正して投下。 大日本人 通常盤 [DVD]出版社/メーカー: よしもとミュージックエンタテインメント発売日: 2007/11/28メディア: …

宇宙葬

突然だが、僕は死ぬのだとしたら、亡骸の残さないような死に方をしたい。棺の中でもう死んでいる肉体が、人に泣きつきかれ、その人たちが自分と僕の思い出やなにやらを投射する道具にされるのが、たまらなく嫌なのである。だから、生命としていなくなるのと…

ニュース

“ものまね四天王”清水アキラ、山本高広に苦言 不思議なもんである。「人のものまね」という表現は、特権的なオリジナルを模倣したものの意であり、もともとは侮蔑的な意味合いも込められていたはずだ。しかし、テレビが「ものまね」というお笑いジャンルを「…

小谷野敦氏が隠れやなせファンであることが発覚

id:jun-jun1965さんの記事。http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20081210 アンパンマンの歌はやなせの詩だがすばらしい。 いや、まさにそうで、僕も金曜四時半からたまに観ていた。そして観るときはちゃんとオープニングのテーマソングから観ていた。その歌…

それでも「先に手を出したほうが悪い」の原則

もう時代遅れ感はあるが、土曜のK-1WGPについて一言。まぁ、最後の最後とこまでは本当に面白かった。それもこれも、皮肉なことに絶対的王者シュルトが開幕戦で消えたっていうのが大きな要因なのだが。でも、最後だよなぁ。なんであそこで手を出しちゃうんだ…

M-1論=松本論になってしまう

お題が「テレビ」になったということで、この際聞いておきたい。 一番面白いのはやはり、ダウンタウンの松本人志ということでいいか、ということを。もちろん異論は認めないが。今年もあと12月を残すだけとなった。12月といえば、もはやお笑いフリークにとっ…

神秘的な少女たちと、それに魅せられる少年たち

ヴァージン・スーサイズ [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2001/02/02メディア: DVD クリック: 337回この商品を含むブログ (279件) を見る ソフィア・コッポラは、「ヴァージン・スーサイズ」において男女の性差にまつわる物語を―とりわけ少年少女時代…

小悪魔リターンズ〜ラカンが「小悪魔は存在しない」、と言ってないなら俺が言う!

コメントを寄せてくださったohnosakikoさんのエントリーに触発されて、もういっちょ小悪魔をつついてみる。 で、今一度小悪魔って何かというのを定義するために、引用させてもらう。 男の心を翻弄する女である。翻弄してやろうと考えているわけではないが、…

手前味噌ですがこんなの書いた

どっちが告ったほうがいい?(駄文) : 恋愛・結婚・離婚 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 見てくださってありがとうございます。内容はタイトルの通りです。 小町のみなさんに聞いてみたいなぁと思いました。もちろん自由恋愛である以上、男性と女…

ジンクス

テレビでサッカーなんかをボケーっと眺めてると、実況アナが「ガンバはここ最近先制した試合では負けてませんね」とか言っている。で、そんなときに限って、1対2で逆転負けを食らう。 ほら、言わんこっちゃない。 でもだからといって、実況アナはそこで謝り…

結婚しても恋人でいたいなら

結婚しても恋人でいたいなら (新潮文庫)作者: 亀山早苗出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/07/29メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 最近文庫版になった岸田秀の 『性的唯幻論序説 改訂版―「やられる」セックスはもういらない…

利便性による支配

それにしてもGmail。僕の知らぬ間に、レイアウトのテーマがいろいろ選べるようになっていた。早速、さわやかそうな海の底のやつにチェンジ。 Googleカレンダーにしろ、あれもこれもみんな僕のこの端末にではなくネットワーク上にあるわけである。であるから…

別にレッズファンではないですが

http://sports.yahoo.co.jp/news/20081119-00000288-sph-socc.html 05年7月にカタールの地を踏んで3年半、日本語は忘れなかった。「ここは、お金(給料)はいい。でも、お金じゃない。浦和に帰りたい。サポーターがすばらしい」エメルソンは最近2か月、…

小悪魔

思わせぶりな態度でこちらを挑発、こちらもあまりに非モテ暦が長かったせいで最初は疑っていたものの、「本当にいけるのか?いけるのか?」と、慎重に調査を重ね(ほとんど自問自答なのだが)、その上で恐る恐る告ってみれば「ごめんなさい、あなたのこと、…

ひき逃げ多発

ひき逃げ多発である。しかも、被害者が引きずられるケースが連続してる。3?と5?。引きずるにしろ、いったいどこに乗っかっていたのかというのは、謎である。飲酒の罪が重くなったのが原因らしいがどうなんだろ。こういう世間を震撼させる事件があると、別に…

AERA臭がする

http://mainichi.jp/select/science/news/20081111dde041040039000c.html山崎直子という人。 AERA臭がする。 いやこの人自身からではなく、もうすでにAERAの魔の手が近寄ってそうという意味で。なんか特集記事が目に浮かんじゃうなぁ。。

本出すらしい

石井慧っていう人。言ってることはあんまり面白くないし、やってる柔道も(本人も公言しているが)一本をとる柔道ではなくて勝つためのポイント柔道だし、そもそもそういうビックマウスなら五輪でメダル取る前から出せばいいのに、メダルというお墨付きをも…

今の自分は過去の自分の連帯保証人

小室哲哉が知り合いの会社社長から五億円を騙し取った詐欺罪で逮捕された。 今日の午前中のことで、各局のワイドショーがこのニュースを大々的に取り上げていた。しかしその報道の焦点はどれも、その被害額が「五億もの大金」というところにではなく、先日の…

私たちは“聴覚障害者”ではありません。“手話を使う人”です

偶然に視たNHKのETV特集の再放送。タイトルは「手の言葉で生きる」。聴覚障害をもつ子どもの日本語教育をあつかった回だった。 そのドキュメンタリーに出てきたある聴覚障害の女の子の母親は、人工内耳という機器を三半規管に手術でとりつけたことで、ノイズ…

うちの図書館ひどい

前にも書いたがうちの大学の図書館は酷い。 資本論は入ってなかったり、フーコーの『言葉と物』が入っていなかったり(ちなみにこちらは以前あったのが、どうやら借りパクされたみたい)。もうひとつあった。続編のほうがあって前編がないとか、マニアックな…

男性不信

男性不信 (本人本04)作者: 池松江美出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2008/03/20メディア: 単行本 クリック: 38回この商品を含むブログ (9件) を見る 大塚美容形成外科のCMに、「私の胸がもう少し大きかったら・・・、私の目がもう 少し大きかったら・・・私の鼻…

まつり

祭りに対して、私はあまりいい印象を持っていません。夏のあのジメジメと熱気がたぎる夜に、うら若き男女の肌と肌が場の混雑に乗じてぶつかり合い、日常という砂漠で干からびてしまった彼らの情欲は一気に潤いを取り戻し、どこぞのものとも知らない相手との…

彼女に逢いたくなるとき

たまたま見た昨夜の月光音楽団。ゲストはWaTの二人。話題は恋愛に。 「どんなときに彼氏に逢いたくなるか」が話題となり、レギュラーの四人がまぁ一般的な割と「かわいい」、“正解”の答えをする一方、彼ら二人に逆質問、「どんなときに彼女と逢いたくなるか…

Amazonレビューに思うこと

Amazonレビュアーであるからして、もちろん他の人のレビューを読むのだけれど、中には2種類の「困ったちゃん」がいる。よくゲームのレビューとかで体験版とかでプレイして、買ってもないのにレビューする人が批判されたりするけど、僕が感じる「困った…

家族

今回のワークショップのタイトルが「家族」に決まってから、僕はひとつの覚悟をした。ついに僕の家族について、明かすときが来てしまったのかと。僕がそれについて書くのは、少し勇気が必要だ。実は僕の家族は、少し異常なのである。 何しろ、僕の家族は僕が…

婚活

人間誰しも、老若男女、金持ちであろうとなかろうと、死ぬときは一人である。しかし、その最期、意識の途切れる瞬間に傍らに誰かいてほしいではないか。ひとりぼっちで寂しく死を迎えるのではなく、誰かに看取られたいではないか。どこかの誰かが言っていた…

反社会学講座

反社会学講座 (ちくま文庫)作者: パオロマッツァリーノ,Paolo Mazzarino出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/07/01メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 147回この商品を含むブログ (124件) を見るウェーバーとかマンハイム、あとデュルケームとかが大昔に…