いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

ワークショップ

1巻で魔人ブウを知ってしまったらさすがの悟空もさげぽよである(テーマ「グローバル」)

世界がグローバルになるというのはいったいどういうことなんだろう。 「外部」とこちら側を仕切っていたあらゆる垣根がとりはらわれて、人やもの、情報などが均一の価値基準によって評価される世界のこと? そういうことなのかもしれない。 でも、それじゃま…

メリーコンドーム(テーマ『コンドーム』)

人類の科学技術がどんなに発展しても、おそらく原初のスタイルのままいつまでたっても発達しないものが、二つある。 一つは傘、もう一つがコンドームだ。 だって考えてみてほしい。 タッチパネルを使えば指先だけで何百キロも離れた人とコミュニケーションが…

告白とはつまり革命であーる(テーマ「恋」)

告白は恋を実らせるために必須のプロセスだ。 恋に奥手なチェリーボーイたちはまずここで二の足を踏み、おじけづいてしまう。 そうこうしているうちに、好きで好きでたまらないあの子をハイエナどもに持っていかれてしまうわけだ。 ああ無念。 ではなぜ彼ら…

睾丸が見えるか見えないかの限界ギリギリに挑戦しているような半ズボンを母親に穿かされ、それでなくてもまるまると太って飛びきりキュートな小学生だった僕は、自分がロリコン変態野郎(もしくは女)の向ける淫らな視線の餌食になっている、という根拠なき…

例えばフランス革命を考えてみよう。永久不変に栄華を保ち続けると思えわれたブルボン王朝は、バスティーユ陥落を皮切りに失墜し、終には国王ルイ16世のギロチン処刑をもって、その歴史に幕を閉じた。 しかしである。歴史はそのように、決定的なできごとの点…

12月12日

その日俺は、夜の暗さと冬の寒さを感じ、近所のコンビニの放つ無機質な蛍光灯の光に、必要以上の明るさと暖かさを感じ、いざなわれるように中へと入った。 入り口近くのレジでは、60から70近くのおっさんが、なにやら店員三人に言っている。話を聞いていると…

ニュース

“ものまね四天王”清水アキラ、山本高広に苦言 不思議なもんである。「人のものまね」という表現は、特権的なオリジナルを模倣したものの意であり、もともとは侮蔑的な意味合いも込められていたはずだ。しかし、テレビが「ものまね」というお笑いジャンルを「…

M-1論=松本論になってしまう

お題が「テレビ」になったということで、この際聞いておきたい。 一番面白いのはやはり、ダウンタウンの松本人志ということでいいか、ということを。もちろん異論は認めないが。今年もあと12月を残すだけとなった。12月といえば、もはやお笑いフリークにとっ…

ジンクス

テレビでサッカーなんかをボケーっと眺めてると、実況アナが「ガンバはここ最近先制した試合では負けてませんね」とか言っている。で、そんなときに限って、1対2で逆転負けを食らう。 ほら、言わんこっちゃない。 でもだからといって、実況アナはそこで謝り…

小悪魔

思わせぶりな態度でこちらを挑発、こちらもあまりに非モテ暦が長かったせいで最初は疑っていたものの、「本当にいけるのか?いけるのか?」と、慎重に調査を重ね(ほとんど自問自答なのだが)、その上で恐る恐る告ってみれば「ごめんなさい、あなたのこと、…

まつり

祭りに対して、私はあまりいい印象を持っていません。夏のあのジメジメと熱気がたぎる夜に、うら若き男女の肌と肌が場の混雑に乗じてぶつかり合い、日常という砂漠で干からびてしまった彼らの情欲は一気に潤いを取り戻し、どこぞのものとも知らない相手との…

家族

今回のワークショップのタイトルが「家族」に決まってから、僕はひとつの覚悟をした。ついに僕の家族について、明かすときが来てしまったのかと。僕がそれについて書くのは、少し勇気が必要だ。実は僕の家族は、少し異常なのである。 何しろ、僕の家族は僕が…

婚活

人間誰しも、老若男女、金持ちであろうとなかろうと、死ぬときは一人である。しかし、その最期、意識の途切れる瞬間に傍らに誰かいてほしいではないか。ひとりぼっちで寂しく死を迎えるのではなく、誰かに看取られたいではないか。どこかの誰かが言っていた…