いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画評】アメイジング・スパイダーマン2

マーク・ウェブ版リヴート2作目。前作でガールフレンドのグウェン(エマ・ストーン)の父親から重すぎる"遺言"を受け取ったスパイダーマン=ピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)のその後と、新たな強敵たちとの戦いを描く。 なんといっても、ス…

【映画評】実は映画についての映画「オズ はじまりの戦い」

オズ はじまりの戦い ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2013/08/02メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (13件) を見る時は1911年、舞台はアメリカ・カンサス。オスカー・ディングズ通称オ…

【書評】納得はできんが人の意見が聞きたくなる坂爪真吾「男子の貞操」

男子の貞操: 僕らの性は、僕らが語る (ちくま新書 1067)作者: 坂爪真吾出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/04/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る主義を一から十まで肯定することはできないが、その熱意は一読に値するという本を、今…

【映画評】アデル、ブルーは熱い色

女同士の濃密な恋愛を描いた昨年のカンヌ映画祭パルム・ドール作品。18歳の少女アデルと、彼女が偶然出会った芸術に生きる女エマとの、情熱的な愛欲の日々を描いている。誰もが初見で慄くのは、主演のアデルを演じたアデル・エグザルコプロスと、相手役エマ…

【映画評】「愛の渦」にみるセックスの匿名性と固有性

ここ最近、セックスという行為について存在論的(=セックスとはなにか?)に考えることに、興味がわいている。 行為というより、ここではあえて"現象"といいたい。いったいあの現象は何なのだ? 普段はスケベなことなど1ミリも考えていないみたいに気取った男…

「無敵の人」加藤智大の実弟の自死が意味するもの

週刊現代が、2008年に秋葉原で起きた無差別殺傷事件の容疑者、加藤智大の実弟が自殺したと報じている。 『秋葉原事件』加藤智大の弟、自殺1週間前に語っていた「死ぬ理由に勝る、生きる理由がない」 : J-CASTテレビウォッチ 被害者遺族と加害者家族 〜秋葉原…

<ファッションクンナー>という由々しき事態

性交の際、女性器を口で慰撫するのがクンニリングスである。性感的な満足度が高いとされ、女性から好評な行為だが、口につける対象が性器であると同時に排泄器官でもあることの圧倒的な事実、普段見慣れぬ性器の形状、あるいは接近することで香る異臭などに…

【書評】下流社会 第3章――オヤジ系女子の時代/三浦展

下流社会 第3章 (光文社新書)作者: 三浦展出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/12/16メディア: 新書 クリック: 5回この商品を含むブログ (8件) を見るマーケティングの専門家である著者によると、現代の女性の趣味は多様化しているらしい。従来のようにフ…

職業に貴賤はないと思っていたが賎しむべき職業をみつけてしまったという話

「男の風上にも置けない」という言葉がある。自分もそれに該当する恐れがあるため、個人的には普段あまりつかわないが、それに該当する男をみつけた。 松方弘樹か誰かの息子に仁科なにがしというのがいて、そいつを今週あたりからちょいちょいテレビでみかけ…

【書評】高学歴男はなぜモテないのか/犬山紙子

高学歴男はなぜモテないのか (扶桑社新書)作者: 犬山紙子出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2013/08/31メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 「過去の栄光」を語るとき、男はブサイクになる、上から目線のアドバ…

【映画評】次世代感は皆無!! アニメの世界をそのまま再現したカルト作ーーTHE NEXT GENERATION パトレイバー/第1章

80年代末に始まった『パトレイバー』シリーズ初の実写版。押井守自身が総監督を務めている。 とにかく、異様な鑑賞体験だった。好き嫌いが極端に別れる映画だと思う。 この映画を観る上で大前提として、パトレイバーが「どういうものか」を知っておかなけれ…

【映画評】すべての男子に観てもらいたいオナニー(に関する)映画――JGL監督作「ドン・ジョン」

男ジョン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は夜の帝王。毎夜のごとくクラブに繰り出し、イカしたナオン(古い)をロックオンしたら逃さない。濃密な腰フリと濃厚のキスでメロメロにし、一夜限りのベッドに連れ込む。 パンツをはく暇もないような彼だが、性に関…

【映画評】我々がキャメロン・ディアスに期待する何か−−映画「バッド・ティーチャー」

キャメロン・ディアス主演の学園ムービー。 小学校で教鞭を振るうエリザベスに、教育者としての熱意も、使命感もない。あるのは底の抜けたような物欲で、アットホームな雰囲気を醸し出す学校の同僚たちには嫌気がさしていた。もうすぐお金持ちのマザコンフィ…

夢の中でサンデル教授にエッチな質問をされた話

昨夜にみた夢の話をしたい。 ぼくはきのう、夢の中であのハーバード大学のサンデル先生に会った。 やぁ、ユースケ。 カレー味のうんことうんこ味のカレー、みたいな選択のもっとずっと高尚なヤツを学生に投げかげるスタイルの講義で有名な、あのマイケル・サ…

【映画評】痴呆老人の不思議な存在感ーー映画「わが母の記」

小説家として財をなし、家族を養っているという自負のある伊上洪作だが、御年80になる実の母・八重に、痴呆の兆候がみられ始めた。同じ話を何度もするのである。洪作の家族はとまどいながらも、そんな八重の世話をする。母親が亡くなるまで10年間の、息子ら…

【書評】遺体――震災、津波の果てに/石井光太

遺体: 震災、津波の果てに (新潮文庫)作者: 石井光太出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る3.11が起きた当時、ビートたけしが発表した談話が大きく注目された。 ――「2万人が死んだ一つの事件」ではな…

「いいとも」後番組を視て

昨日の「笑っていいとも!」最終回、特番を視て、その流れでつい新番組「バイキング」も視てしまった。だれもが嫌がるような「引き継ぎ」を受けたわけで、番組冒頭でも嫌が応なくその話題になってはいたけれど、新番組という意味以上の緊張感は、出演者からは…