いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

2010-01-01から1年間の記事一覧

「童貞コンプレックス」が薄れ、「童貞文化」も廃れ始めているのかもしれない

最近僕の中で殊に強まっているのが、「童貞コンプレックス」というものがこのままなくなっていくんじゃないか、という実感だ。 説明不要であると思うが、童貞コンプレックスというのは、女性と性交渉をしたことのない童貞が童貞であるということに対して抱く…

大桃−麻木問題に見る、芸能マスコミを味方につけるための「筋の通った大人の対応」

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1220&f=entertainment_1220_053.shtml 一つのつぶやきから始まったこの一件、渦中の二人が相次いで会見を開いている。 この手の問題は当事者しか事の真相はわからないことであるし、どーでもいいと心の底では…

「自己卑下のような自己賛美に終始するウチダタツル」のツイートにワロタw

今月の初め、こういうトゥゲッターがスマッシュヒットを飛ばした。 Togetter - 「「自己卑下のような自己賛美に終始するオンナノコ」を模倣する」 「自己卑下のような自己賛美に終始するオンナノコ」とは、「自分を卑下しつつも、その実、自分のプライドやセ…

KAGEROUというネタ消費

昨日発売された話題の小説、齋藤智裕こと水嶋ヒロの処女小説『KAGEROU』が、発売二日ですでに68万部を超える部数を記録しているという。 http://sankei.jp.msn.com/culture/books/101216/bks1012161326002-n1.htm やはりというかなんというか。 彼は僕の一歳…

表現したい人と表現を見てくれる人のこの不均衡、あるいはtwitterのちょっと後ろ向きな活用法

表現することの敷居はどんどん低くなっている。 2000年代、ブロードバンド化によって大量の情報が個人で送れるようになり、またその手段も形式化、簡素化され、表現することとそれを大多数の人のもとに届けることは、もはやなんら難しいことではなくなっ…

なぜ小説家の“彼”がそれに加担するのか?

先月の都議会に修正された『東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案』、通称非実在青少年規制の法案が再び提出されたとあって、その界隈が再び湧き上がっている。 僕がこの件にまつわることで何よりも解せないのは、やはり、“彼”が小説家であるというこ…

ニュー速民たちは意外と「道徳」のある人々だった 〜きらっといきるの偉大なる冒険2〜

昨夜、ネット上で少なからぬ反響を呼んでいたのがETV「きらっといきる」のスピンオフ企画「バリバラ」のSP版、「笑っていいかも!?」だ。 障害者(しょうがいしゃ)の、障害者(しょうがいしゃ)による、障害者(しょうがいしゃ)のためのバラエティー番組…

お前ら、宇宙人に話しかけることは決まってんのか?(改訂版)

※改訂版です。中盤の以降の説明が自分でもしっくりきていなくて、「そして、その最たる例が「男の常識」と「女の常識」の分裂だ」から「一石二鳥ではないか。」までを書き換えました。あとはすべて前と一緒です。 日本では深夜の時間帯にあったNASAの記者会…

残っているだけで、ある程度それはすごい。

そろそろ忘年会シーズンということで飲み会も増えてきているところだが、最近後輩を交えての飲み会でややショッキングなことを知った。学部の2年生が主体の飲み会だったのだけれど、彼らが「横プロ」を知らなかったのだ。 ちょっとまて「横プロ」って何だっ…

昨日のフジの「たけしの教育白書」がすごく残念だった件―今のテレビの「テレビ的なダメさ」について―

例年は出ているはずの爆笑太田の不参加と、なによりも生放送でないということで端から期待していなかったが、なんとなくフジテレビの「たけしの教育白書」を見てしまった。 しかし見始めて知ったことに、なんとその番組には、僕が学部時代に一度か二度かはお…

リスクが怖くても大丈夫、あなたもいつかは死ねる

ついさっき知ったのだけれど、先日まで社会学者のウルリッヒ・ベックが初めて来日していたらしい。 「個人化」の不安 日本にも 社会学者ベック氏、初来日 http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201011110291.html 「リスク社会」などのユニークな分…

なぜ人は追いつめられると売春に走るのか

婚活女の恐ろしさを体験してきた http://hamusoku.com/archives/2384804.html 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 00:47:51.85 id:aGWAa2Tr0 友人に誘われて婚活パーティーというのに行ってきたがあそこは地獄だぜ・・・・キ…

“ポスト”シーズンをどう考えるか

昨夜、千葉ロッテマリーンズの勝利で幕を下ろした今年のプロ野球日本シリーズ。ネットを眺めていると、どうも「3位(ごとき)のロッテが日本一!?」という怒りとも嫉妬もつかない感情が吹き溜まりになっているようだ。 だが、この感情はいうまでもなく道理…

ずれた間の悪さも それも君のタ・イ・ミ・ン・グ☆

【速報】 尖閣ビデオ流出!! http://hamusoku.com/archives/3735949.html こういうのを見るにつけ、駆け引きって大切なことなんだなと思うわけだ。まったく同じビデオでも、ここまで波及する影響が変わってくるわけなんだから。 今回の「流出ビデオ」、公開…

友達に「面白いと言って貸したギャグ漫画が無表情で読まれる」ことがなぜ恐怖なのか?

部屋に来た友達に、面白いと言って貸したギャグ漫画が無表情で読まれている恐怖 http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51469664.html 少し前のまとめサイト記事。 はてブはあまり集めていないけれど、わかる人にはわかるという内容ではないだろうか…

文学賞がガチンコ!方式を採る時代

ポプラ社小説大賞に齋藤智裕さん http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010103100246 水嶋ヒロ(齋藤智裕)の小説がポプラ社小説大賞受賞 「出来レースではないか」と話題に http://news4vip.livedoor.biz/archives/51641150.html 大賞賞金2000万円の第五回…

ほのめかしツイートに関する私見

10月最後の日曜日、いかがお過ごしですか? ここ数年、日本の10月末あたりが年々慌ただしくなっているのを皆さんはお気づきだろうか。今日はハロウィンである。 考えてみれば、東京ディズニーリゾートがハロウィンに合わせて特別な催し物ものを始めたのもこ…

みうらじゅんが唐突に「いいこと」書きはじめるからこまる

先ごろ経営破たんした理論社から出ているみうらじゅんの『正しい保健体育』という本を読んでいた。 冒頭でいきなりWHO憲章を引用した上で「意味が分からないですね」とバッサリ切り捨てることから始まるこの本は、みうらじゅんが新たに「正しい保健体育」を…

女のかぶる「姥皮」という問題

最近読んだ中村うさぎのエッセイ、『「イタい女」の作られ方』の中で、「女の世界」で生き抜くための処世術として女たちが被る「姥皮」の話を紹介している。「イタい女」の作られ方―自意識過剰の姥皮地獄 (集英社文庫)作者: 中村うさぎ出版社/メーカー: 集英…

「面白い体験」は「面白い話」ではない 〜お笑いオセロの法則試論〜

つい先日、お笑いについて語ること自戒していたのに、またこういうことを書いてしまう。いや、今回は笑いというよりも、ユーモアだということでどうかお許しを。 先ほど、堂々たるスカルプD一社提供のバラエティ番組『芸人報道』が放送されていた。今回は特…

究極の<オッサン>を目撃した

<オッサン>というのはどうやって定義できるだろうか、とオッサン予備軍である者として考えることがある。どうなってしまえばオッサンになってしまうのか。いろいろな定義があるだろう。枕からお父さんの臭いが出始めただの、飲食店での出されたおしぼりで…

お笑いの即興性と計画性の間に横たわるジレンマ

お笑いを、しかも一介の視聴者がネットで語ることほど愚かなことはないということを基本的な生きる指針としながらも、やはり一年に一度や二度は「こじらせてしまう」ことが今でもあり、今日のこの文章もその「病態」であると思っていただきたい。今回こじら…

難波功士『創刊の社会史』

創刊の社会史 (ちくま新書)作者: 難波功士出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/01メディア: 新書購入: 4人 クリック: 13回この商品を含むブログ (39件) を見る 目次 はじめに 第1章 それは「山師」である。 第2章 それは「柳の下」である。 第3章 それ…

言葉があるとないとでは「現実」がちがう

「赤ちゃんがいるんですから!」は現代最強の「殺し文句」になりつつあるが、そんな他責的な言葉にこんなのもあるらしい。 スメルハラスメントという言葉をご存知だろうか。モラスハラスメント、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント・・・、様々なハ…

陰謀論に弱い人たち

最近日中関係の議論が熱くなっているが、そんな中、とあるtogetterで陰謀論が展開されていた。その話はその方面の情報に通じている人のもので、なるほど納得できるところもあるし、ソースも確かなものなのだろう。だが、その一方でその話を聞いていた側、ま…

モデルが「普通の子」になっていくのは当然の流れなのかもしれない

モデル界に大異変 小林さり(モデル) モデルといえば、高身長でスリムというのが相場。だが、小林さり(19)の場合、身長157センチと小柄ながら、人気女性ファッション誌「JJ」の専属モデルとして活躍中なのだ。 ・・・ http://gendai.net/articles/…

第三者頼みってときあるよね

蜷川実花さんのツイートからわかった日本をまとめてみました - Togetter 著名な写真家でさくらんな蜷川実花さんのつぶやきから発展したトピック。なんでも、寝ている息子さんを乗せたバギー(ベビーカーのこと?)を押して駅の階段に出くわした際に、周囲に…

自意識過剰の正しいけどまちがっている“誤用”について

自意識過剰という言葉は、実はけっこうヘンテコだ。言葉に厳密な人ほど、すごく失礼な誤用をしてしまうんじゃないだろうか。 少し前に、ustreamでとあるラジオの深夜番組を見ていた。その回には昨年から今年にかけてヒットしたらある恋愛マンガの作者がゲス…

クレタ島的な・・・

もしあなたに今、彼氏がいたとしよう。 その彼氏の身にある日、なにか経済的、社会的な災いが降りかかり、このままではそのうちあなた自身にも火の粉が降りかかってくるかもしれない。 そんなとき、あなたの身を案じた心ある彼がこう言ってきたとする。 「君…

「自己責任」ってその人の社会への信頼度チェッカーなのかも仮説

日航:子会社の操縦士訓練生26人 事実上の内定取り消し 経営再建中の日本航空(JAL)グループ会社、ジャルエクスプレス(JEX、本社・東京都、清水佳人社長)が、自社養成のパイロット訓練生として入社予定だった内定者26人に事実上の内定取り消し…