いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

2010-01-01から1年間の記事一覧

英語の恋愛表現とそこから見えてくるアメリカ人の恋愛観が面白い

すでに刊行されて三か月がたとうとしているが、6月にこういう新書が出版された。 性愛英語の基礎知識 (新潮新書)作者: 吉原真里出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06/01メディア: 新書購入: 32人 クリック: 191回この商品を含むブログ (9件) を見る Toky…

大丈夫、君の顔はなにも変じゃない

旅行先などで撮りだめた写真を、帰ってきて写真屋さんで現像してもらい、再度集まってみんなでワイワイいいながら眺めて共通の思い出に浸るという光景が、かつてはあった。今でこそ、デジカメの爆発的な普及により撮影から閲覧までの時間が限りなく短くなり…

一番大切なのは、今日もこうして彼女がはつらつと生きているということなのだから

沢尻エリカ衝撃の暴露 “涙の謝罪”は演技「絶対したくなかった」 女優沢尻エリカ(24)が07年の不機嫌騒動で涙の謝罪をしたことについて「あれは間違い。絶対したくなかった」と言い、演技だったことを暴露した。米CNNが運営する情報サイトの取材に明…

マスメディアが陥った、常に新しく、常におもしろくという隘路

前回に続いて、日本テレビの24時間テレビの話から。 おそらく多くの国民が、この番組に対してすでにうんざりしている。そして、「もう24時間テレビはうんざいだよね」という話も、すでに語りつくされてうんざりしている。それでも、おそらく来年も夏休み終盤…

偽善者に「偽善者」言われたら リア充に「リア充」言われたらもう何も言えない

24時間テレビが終了して、TwitterのTLがにわかに「偽善」で盛り上がっていた。しかし、だいたいこの番組は毎年のようにその手のことが叫ばれている。僕にとっては子供のころから、長い休みに何も成し遂げられなかったことへの後悔と24時間テレビのしでか…

もし夏休みに帰省した親戚の子供に自我理想と理想自我のちがいを訊かれたら・・・

もうすぐお盆だ。法事などの冠婚葬祭を名目に、親戚一同が実家に集まるという人も少なくないんじゃないだろうか。 その中には当然子供だっていることだろう。 楽しい楽しい夏休み、ただでさえ好奇心旺盛な親戚の子供は、普段は会うことのないあなたの姿に色…

「老い」について考えてみた(後編)〜『サマーウォーズ』見たよ編〜

ここまで書いてきたように、「一番しんどくなる時期」でありかつ「一番孤独になりやすい時期」である日本人の老後は、医療技術の向上によって、ありがたいことに天井知らずに伸び続けている。 その期間をいかなる形でまっとうするか。 □ そのことは、先に昨…

「老い」について考えてみた(前編)〜100歳超高齢者不在問題編〜

東京都内最高齢の男性として都から認定を受けていた男性が、実は何年も前に死亡していたという事例を受けて自治体の調査が全国的に行われ、100歳超の高齢者の所在不明の事例が複数あることが、ここ最近取り沙汰されている。 100歳を超えるというと珍しいよう…

売り物になる「顔」と売り物にならない「顔」

人の「顔」について興味があるとは前に書いたけれど、その続き。 テレビを見ていると、有名人ではない一般の「テレビに映ること」が本職でないという人も、当然何らかの形で画面に映るということがある。 そういうとき、なめらかだったはずだったもののなか…

「聖地」は自発的に作れるか?

ラブプラス+というゲームを絡めて、熱海でちょっとしたすごいことが起こっているらしい。 http://www.konami.jp/loveplus_plus/atami/ まとめサイトでは早くも、「彼女」と同伴で旅行に行ったという幸せな方々による渾身のレポが紹介されている。 http://blo…

子供を作るってのは、世界に不確定性のかたまりをぶち込むってことなんだ

http://togetter.com/li/36234 「親の言う事を聞くことは良いことなの?」という議論の本題とは逸れているのだけれど、どさくさに紛れて気になったことと、最近思っていることを少々。 □ GkEcさんというこのトピックを立てた人が中学生だというのをあげつらい…

僕らはなぜ<顔>から目を逸らしてしまうのか

<顔>、というものに興味をもっている。 いや、正確にいうとそうではない。厳密に言えば、なぜ僕らは人の特に顔に惹かれるのか、ということに興味がある。 今ここにいない恋人や家族を想うとき、僕らは当たり前のように相手の<顔>を思い出す。いやいや、…

なぜ「現在」は常に不感症か?

つい先日、社会調査もかねて某千葉の某ディズニーリゾートにて、某マイケル・ジャクソンが主演して、現在復活中の某キャプテンEOなるアトラクションに乗ってきた。 こちとら、彼が死のうが死後にドキュメンタリ映画がどれだけ流行ろうが、どうもピンと来なく…

彼らは「社会に何も期待して」いなかったのか?

si-noさんの興味深い記事。厳罰化と社会的連帯の強化、そのどちらが犯罪抑止に効果的かの計量結果の一例となるのかもしれない、おもしろい事実だ。 どのような人間が犯罪を犯しやすいか?という分析結果なのだけれども「社会に何も期待しておらず、また社会…

“世間”を我々の手に奪還せよ

最近、「世間」についての議論をよく見る。 ある事象について少数派に属する人を諭すとき、「私は×××を理解しているけれど、世間にはそれが通じない人がいるから気をつけた方がいい」という論法を使う人が、「世間」にはいるんだそうだ。直接的な議論は避け…

Twitterで“RTしない倫理”は評価されない

Twitter上で、ワールドカップ関連の誤報が話題になっている。ここで名指しすると文章の趣旨にも矛盾を来すので名指さない。ヒントは、“みのさん”と“TBS”。 もうこれは、真っ赤っかなデマだったという。 □ 新しいものは得てして、良い面と一緒に悪い面も同時…

増田はわかってもらえない、可哀想なやつなんだ

アノニマス・ダイアリー、通称増田についての話なんだけれども、その記事の内容を分けていくと、ライフハックやネタ記事などのほか、やはりもっとも多いのは匿名という機能ゆえか、ごくごく個人的なエピソードを書いた文章なんじゃないだろうか。さらにその…

人はイケメンの自信があればイケメンだし、ブサメンの自信があればブサメンなのだ

http://anond.hatelabo.jp/20100624224146男「どうせ女の子はイケメンにしか興味ないんでしょー?」 女「ちがうよー、別に顔なんか関係ないよー、男は中身だって!」 今までこういったやりとりを、人類は幾度となく繰り返してきたのだろうか。 以前、『下流…

あれを「神の手」なんて崇めてる場合じゃなかった

開催中のワールドカップで、立て続けに起きている誤審問題が議論になりはじめている。 予選リーグでも、トラップがハンドだったんじゃないか(しかも二度!)というブラジル代表ルイス・ファビアーノの「疑惑のゴール」が物議を醸していたが、その後日本時間…

無害ゆえに無敵、でも不快!な「やれやれ」的現代の主体

ここ最近、サッカー日本代表が勝てば話の種でもしぼり取ろうかと選手の親にまで追い込みをかけたり、デブはこの世の悪だと言わんばかりに相撲協会を叩きまったりするマスコミ。持ち上げるやつは一斉に持ち上げて、たたきのめすやつは一斉にたたきのめすよう…

はやぶさの件でNHKが叩かれたのも、一種の「シチュ」なのである

あとで食べようと置いておいたら思いのほか冷めるのが早くて、結局ほおばったときには期待していたほどおいしくないという苦い経験をよくする。今回も、思いついたままほっといたら一気にネタとしての新鮮度が低下していったのが、「はやぶさ」である。 □ 調…

ブブゼラとワールドカップに見る「文化」の問題

ワールドカップが先日開幕したがそんな中、以下のような記事を読んだ。 ブブゼラ禁止検討…仏エブラ「眠れない」 スタンドで吹き鳴らされる民族楽器ブブゼラの使用禁止を南アW杯組織委員会が検討していることが13日、分かった。ジョーダーン組織委員長が「…

恋愛できない人がつらいのは恋愛ができないからではない

遅ればせながら、最近こんな新書を読んだ。 セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか? (宝島社新書)作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/11/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 315回この商品を含むブログ (28件) を見る 各章…

ホントに終了したのはj-popではなく…

VIPPERな俺 : j-pop終了のお知らせ 初音ミクがオリコン1位初音ミクのコンピが一位を飾ったというニュースを受けての話なのだけれど(それにしてもオタソングって大枠ではj-popにもいれてもらえないんだろか?)、どうやらそうらしい。 だがこの表現は少し語…

人はいつ「終わる」のか

最近、ある本の中である意味すごく「怖い」箇所を読んだ。それは、西武百貨店の元経営者でパルコやセゾングループも創設した辻井喬(=堤清二)と、社会学者でフェミニストの上野千鶴子の対談本、『ポスト消費社会のゆくえ』にてだ。 それは今では考えられな…

クリエイターだって「ファンのツボ」だけ圧しつづけてはいられないっ!

最近ドラマ「古畑任三郎」のシリーズを見かえしている。いや、見返しているというのは不適切で、机に向かって書き物をしながらBGMとして録画した古畑を「聴く」のである。子どもの頃からこの番組をテープがすり切れるほど見たおしたぼくは、情景を瞳に映さず…

“視線のすれ違い”があるところにこそ相思相愛があるじゃないだろか仮説

好きな人を“見る男性”と“見ない女性” 職場や学校など、ある特定の共同体内で男が片思いをしている場合、たいていそれは視線の方向によってわかる。要はその対象となる人を穴があくほど、とことん見るのである。相手の子の一挙手一投足を、ああかわゆいな、き…

沢尻エリカが高城氏に抱いた「かけがえのないキモさ」について

おそらく日本人で最も悲惨なゴールデンウィークをすごした一人は沢尻エリカの夫、いや、もはやこの「夫」の前にもうっすら「元」という字が浮かび上がりつつあるのかもしれない。ハイパーメディアクリエイターの高城剛だろう。 実際にエリカ様が高城氏のこと…

バラエティ番組がのこす最後のフロンティア〜きらっといきるの偉大なる冒険〜

教育テレビで毎週金曜日に放送している『きらっといきる』。障害者の活動をとりあげているこの番組の先々週の放送では新企画(? 番組内の一企画なのか、本編とは別のスピンオフというあつかいなのかはまだよくわからない)がスタートしていた。それを先週の…

愛の告白は必然的に時期尚早である

岡村隆史「キスしていい?」問題 最近、初主演映画のPR活動で、ナイナイの岡村隆史がいろんなバラエティ番組に出まくっている。 昨日もくりぃむしちゅー上田晋也がMCをつとめる「おしゃれイズム」に出演していた。 その中で、岡村の恋愛経験についての話にな…