いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

時評

性教育はテキトーだけどセックスはしてOK 日本の中学生をめぐる大いなる矛盾

現行13歳となっている日本での性交同意年齢の引き上げをめぐる議論が、ネット上でホットになっている。 そもそもは、立憲民主党議員のおじさんが会議で「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら例え同意があっても捕まるというのはおかしい」と発言したことを…

内田裕也・樹木希林夫妻が「独特」でも「奇妙」でもない理由

終身名誉何がすごいのかよく分からない人、内田裕也が先週亡くなった。昨年、妻・樹木希林が鬼籍に入ってわずか半年あまりのことだった。 音楽的には特に思い入れのある人物ではなかったのだが、この人と樹木の夫婦関係にだけは、注目してしまうところがあっ…

W杯「にわか」問題 イラッとするのは「にわか」とは別の原因があった

ワールドカップが盛り上がっている。 そんなワールドカップのたびに浮上するのが、「にわか」問題である。 「にわか」なファンが、4年に一度だけやってきて、日本代表を肴に盛り上がるというあれである。オリンピックではこの問題が浮上しないのは、多分サッ…

すごいサービスが出てくるたびに湧き上がる謎の「老婆心」

某大手家電量販チェーンが、ネット通販サービスでの即日配送を開始したそうです。なにがすごいって、標準オプションで、配送料は無料なんですって奥さん。最短配達時間は2時間30分、対象アイテムは同サイト全体の約10%にあたる約43万種とのこと。こういうと…

「こち亀」終了で期待したい漫画界の「変化」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160903/k10010667731000.html NHKが報じていることでも事の重大さがわかりますが、「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、17日発売の週刊少年ジャンプ掲載分をもって終了するとのことです。同日に単行本200…

無音盆踊りがもつ「価値観の断絶」を生き抜くヒント

きのう、産経新聞が公開した「無音盆踊り」についての記事が話題になっている。 花火と並ぶ夏の風物詩、盆踊り。心浮き立つ太鼓の音が鳴り響き、各地で大会や練習が行われている。とはいえ、最近は、地域のお祭りを騒音と感じる人も。新手の対策として、踊り…

「働きたくない」3割の若者が参考にしたいタモリの教え

今週、18〜29歳の若者を対象とした電通による調査結果が発表され、ちょっとした話題になっていた。 現代の働く若者は「モーレツ社員」「企業戦士」という言葉を知らない――電通総研は8月13日、働く若者の就労への意識を調べた「若者×働く」調査の結果を発表し…

同級生の福田萌さんに言いたい2つのこと

最近、オリエンタルラジオの中田敦彦さんの妻、福田萌さんが荒ぶっている。「学歴は努力の証明書」で福田萌が炎上 ネットは「安っぽい自慢」「親のおかげと気づけ」と批判 | ニコニコニュース「高学歴は親が用意した道ではない」と豪語する福田萌 1歳の娘に…

毎日新聞の性犯罪記事から考える「事実と主張」

いつの間にか、こういう話になっていた。 宮崎市のマッサージ店経営者が、女性客を強姦したなどとして逮捕・起訴された事件で、経営者の弁護人の弁護活動が不適切だったとして、性犯罪被害者の支援団体代表が3月3日、宮崎県弁護士会に「懲戒請求」をおこなう…

小学校の授業で無修正のIS遺体写真が使用される事案が発生

教育委員会によると、3日午後、名古屋市東区にある山吹小学校の5年生(児童35人)の授業で、20代の女性教諭が「イスラム国」に殺害された湯川さんの遺体が写った静止画像を修整することなく使用したという。 社会科の授業の一環だったということで、他…

“原子力”会見でわかれた2種類の「伝え方」

イスラム国に拘束された男性の実母が開いた記者会見が、物議を醸している。 23日午前、イスラム国に拘束されているジャーナリスト・後藤健二さんの母、石堂順子さんが都内で会見を行った。石堂さんは子どもたちの教育と医学について関心があると言い、後藤さ…

“みなし公人”になることの怖さ

先日、とある人物(この記事の趣旨を鑑み、その人物の名は伏せておく。まぁ、あの人です)の“W不倫”のニュースがメディアをにぎわせた。既婚者同士の不倫ではなく、2人の既婚者と同時につきあっていたという内容で、これが氏名をあげて大々的に報じられたわ…

クリスマス粉砕デモに言葉をかけてあげるとしたら……

小ネタだが、今年もこういうのがあったそうだ。 クリスマスを目前に控えた12月21日午後、若者やカップルで賑わう東京・渋谷で「恋愛資本主義反対」を掲げる集団「革命的非モテ同盟(通称:革非同)」が「クリスマス粉砕デモ」を実施した。今回参加したのは社…

記念Suica騒動にみた我ら尊大な“消費者さま”

すでにマスメディアでも大々的にとりあげられ、もはや何周遅れなんだというこの話題。 JR東日本が東京駅開業100周年を記念し、20日午前に限定販売したIC乗車券Suica(スイカ)をめぐり、東京駅丸の内南口の窓口に購入希望者が殺到した問題で、…

どうしてハイパー大学生は小学4年生だとウソついたんですか?

小学4年生が作ったとして話題になっていた、衆院解散の是非を問うサイト「どうして解散するんですか?」。 何だかみんなたくさん勘違いしているみたいだね。 NPOなんちゃらとか民主党とかが関わってるって言われているみたいだけどこれって全部僕たちが聞き…

金曜ロードショー「酷いテロップ」騒動にみるリニア/ノンリニアの境界

『シャーロック・ホームズ』が放映された先週の日テレ「金曜ロードショー」が、一部で話題になっていた。 映画「シャーロックホームズ」で左上に表示されるテロップに苦情殺到 #ntv #シャーロックホームズ - NAVER まとめこういうのが常時入っていたらしい。…

自殺の「被害者」を無視する長谷川豊氏の自殺否定論

元フジテレビのアナウンサー、長谷川豊氏が理研の笹井芳樹氏の自殺に関連し、気炎を上げている。 僕は笹井さんに同情しない。 笹井さんはやらなければいけないことが沢山あった。 そこから逃げ出して、周りを、笹井さんを大切に思う何人もの人を傷つけた笹井…

明治大インカレ集団昏倒事件で思ったこと

元々悪かったテニサーのイメージがさらに悪化 これが1番。 何がすごいってね、テニサーにまつわる悪しきイメージと寸分もズレてないというね。あ、やっぱそうなんだって。これはもう受験生の親御さんが警戒するもの第1位に浮上ですわ。 もう、どんなにクリー…

「セクハラ」野次を放った議員はなぜ名乗り出ないのか?

18日の都議会で質問に立った塩村文香議員が、「早く結婚しろ」や「産めないのか」といったセクハラめいた野次を浴びていたことが、大きな問題になっている。関心事は「誰が言ったのか」ということなのだが、未だに特定されずに宙吊りの状態が続いている。塩…

ASKA逮捕の背後でウゴめく陰謀論

CHAGE and ASKAのASKAが17日、覚醒剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕された。本人は容疑を否認しているが、尿検査で陽性が出たという。 この事件に関し、一部インターネットの世界で「陰謀論」が浮上しているとの噂を聞きつけ、覗きに行ってみた。 最初、「ASK…

「個人的な見解」という断りが通用するボーダーライン

Twittterのプロフィールなどでたまに、「すべて筆者の個人的見解であって、筆者の所属組織とは無関係です」といった文言を見かける。 組織に所属した人間にはその「組織の人間」らしい振る舞いを求められる。 しかし、24時間「組織の人間」でいるのは疲れる…

和民さん、「ごめんね」言う相手を間違えてないっスか?

ブラック企業との噂が絶えない和民の創業者・渡邉美樹さんが、自社社員との心温まる話をブログに投稿している。 渡邉さんは議員になる際に会社の役職を全部辞めているはずで、国会議員が一私企業と依然ズブズブの関係なことを自ら開陳してしまったとも言える…

日本に広がる「察してほしい文化」

すでに元記事は消えてしまったが、以前「察してほしい人」が増えているということに記事の中で触れた。 「察してほしい人」とは、自分が相手にやってほしいこと、言ってほしいことを直接的にではなくほのめかし、それを察した相手に実行してもらう、という人…

「居酒屋甲子園」は何かの”サイン”ではないか?

14日のNHK「クローズアップ現代」で紹介された「居酒屋甲子園」が、ネット上で物議を醸している。 ぼくは、今回この特集でその存在を知った。 「居酒屋甲子園」とは、“居酒屋から日本を元気にしたい”という想いを持つ全国の同志により開催された、外食業界に…

西川史子の離婚から考える結婚の「正しさ」

11日、西川史子が離婚を発表した。メディア各社が一斉にこれを報道し、西川のコメントも読める。 興味深いのは、どちらかが浮気した…だとか、好きじゃなくなった…だとか、仕事が忙しくてすれ違って…だとか、そういう「わかりやすい理由」は書かれていないと…

今回の件で亀田大毅が叩かれるのは理不尽すぎる件

3日のWBA・IBFスーパーフライ級王座統一戦に臨んだ亀田大毅が、敗戦したにもかかわらずタイトルを保持することが決まり、物議を醸している。 大毅負けても防衛…お粗末な運営 - ライブドアニュース TBSの中継が亀田の「王座陥落」を伝えて終了した翌4日、IBF…

流行語大賞から考える賞の「権威」

昨日2日に今年の流行語大賞が発表され、ノミネート50語の中から、有力視された4語が同時受賞した。 2013ユーキャン新語・流行語大賞が2日、都内で発表され、大賞は史上初の4者同時受賞となった。 大賞に選ばれたのは「今でしょ!」「じぇじぇじぇ」「…

国会議員だけが食べられる牛重は不公平か?

国会議事堂内に吉野家ができたようだが、なにやらおかしな方向に話が展開している。この店のみで売られる限定メニューの「牛重」に、一部から非難があがっているのだとか。http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/131015/plc13101520380018-s.htm発端と…

大学入試改革の的外れ感がヤヴァい

政府の教育再生実行会議(座長、鎌田薫・早稲田大総長)が、国公立大入試の2次試験から「1点刻みで採点する教科型ペーパー試験」を原則廃止する方向で検討することが分かった。同会議の大学入試改革原案では、1次試験で大学入試センター試験を基にした新…

リベンジポルノの恐怖 最後に頼れるのは「人をみる目」か

殺害された女性の動画・画像がネットに流出しているらしい。投降者は加害者の元交際相手であることがほぼ間違いなく、犯行前後にアップし、拡散したとみられている。恐ろしい…。 奇しくも先日米カリフォルニアで、元交際相手による相手を苦しめる目的での画…