いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

国会議員だけが食べられる牛重は不公平か?

国会議事堂内に吉野家ができたようだが、なにやらおかしな方向に話が展開している。この店のみで売られる限定メニューの「牛重」に、一部から非難があがっているのだとか。

http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/131015/plc13101520380018-s.htm

発端となったのは平沢勝栄議員で、発言力のある彼に追従して相次いで非難が上がったそう。

国会関係者でないかぎり食べられる確率は今のところゼロなので、不公平といえば不公平だが、なにも記事になるほどの問題ではないような気がする。
第一、これは公費でなく私費で食べているだけなのである。それに、国会外の店舗でこのメニューが販売されても、みながこぞって注文するのかという話である。「吉野家の1200円メニュー」というのは、どこか我々が吉野家に期待するものとズレてるような気がする。


こうした不公平感が募るのには、報道の仕方の影響があったかもしれない。
国会議事堂に吉野家がオープン 1200円特別メニュー「牛重」が「完売御礼」 - ライブドアニュース

こちらが、11日の開店を伝えた記事。ここで、国会内限定の牛重があり、限定200食が発売当日わずか4時間で完売したとされている。
新発売だからということもあったのかもしれないが、この記事を読んだ人が、人気の牛重が国会関係者しか食べられないのだとマインドセットされたとしても、想像にかたくない。

これがもし、あとあとになってから「トリビアの泉」的な感覚で「国会議事堂内の吉野家には、1200円の特別メニューがある」、みたいな感じで報じられていたら、不公平感よりも「へぇ」の気持ちが優っていたんじゃないかという気がする。
要は順序の問題である。
以前から言っているように、好きな彼氏がハゲてきたりヅラだったりというのは許せても、ハゲの人やヅラの人に積極的にアタックする女性は、多くない。これも好きになる前か後かの違いなのである。

あるいはこちら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131017-00010000-saitama-l11

襲われた女性はさぞ怖かったろうし、同情に値するが、その反面「彼女が欲しかった」というこの男の動機は理解できないことではない。

これも順序の問題であり、この男は見ず知らずの女性に下半身を露出して抱きつく暇があったら、2人きりのときなら下半身を露出して抱きついてくる彼氏を笑って許してくれる彼女をまず先に作っておくべきだったのだ。


ちなみに国会では「牛重が国会限定メニューとして発売されることになった経緯」が調査されることになったという。まるで重大な汚職事案のような字面がどこか滑稽なのだが、先ほど引用したJ-CASTの記事にはしっかりとこう書かれてある。

6月に出店が決まった際、衆院側から「何か特別なメニューを」と要望があり、「普通の吉野家にはない『お値打ち感』のあるものを」とのリクエストに応えた。

国会議事堂に吉野家がオープン 1200円特別メニュー「牛重」が「完売御礼」 - ライブドアニュース

この件について吉野家は、「お前らがゆーたんちゃうんかい!!!」と全力でツッコむ権利があると思われる。