いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

2016-01-01から1年間の記事一覧

【書評】コンビニ人間/村田沙耶香

コンビニ人間作者: 村田沙耶香出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/07/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (65件) を見るもうすでにたくさんのブックランキングで1位を獲ったり激賞されたりしているので遅きに失した感がありますが、「コンビニ人間…

【映画評】ドント・ブリーズ

聖夜にとっておきの、公開中の映画をご紹介。 そこは今や廃墟の代名詞となった米デトロイトの貧民街。夜な夜な盗みを繰り返す若者3人が、大金の眠るあばら家にまんまと侵入。イージーに思えた盗みだったが、そこに住むイラクで失明した傷痍軍人が目を覚まし…

【映画評】スター・ウォーズに憧れる者たちのスター・ウォーズ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

さっそく観てきました。「GODZILLA ゴジラ」のギャレス・エドワーズが撮った「スター・ウォーズ」シリーズのいわゆるスピンオフ。わたくしエピソード7が一番面白い!といってしまうようなフォースの足りてない人間ですのでアレですが、ひとこと言わせてくだ…

なんで好き好んで運転するんですか?

これだけ責任だとかなんだと騒がれる中で、都心に住んでいて、運転する理由ありますか? ぼくはそれが前から疑問でした。 ハンドルをにぎるということは責任を持つことです。誰の責任だ、誰を叩けばいいんだとこれだけ毎日騒ぎ立てる世の中。ハンドルを握る…

今回も「SAY YES」できなかったマスコミさまの振る舞い

マスコミがASKA車を破壊 エンブレム折り踏みつけ : J-CASTニュース 28日夕方頃、都内の50代男性の自宅付近をカメラなどを持参した群衆が殺到。男性が外に出ようとガレージを開けたところ一部が敷地内に侵入し、男性の自家用車の一部を破損するなどの被害があ…

「いきなり結婚」で価値下落する恋愛はただの「趣味」になっていく?

先週放送されていたNHK総合「クローズアップ現代」の「恋人いらないってホント?出現!“いきなり結婚族”」という特集が、一部で話題になっています。内容は、「契約結婚」を題材にしてヒットしているTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を議論のきっかけと…

有吉はなぜ”品のある”「エロオヤジ」なのか

先日、徳島の小学校の男性教師が引率した修学旅行先でデリヘルサービスを呼んだことがバレて懲戒免職になっていたことがニュースになりました。バレたのは「サービス内容を巡ってトラブルになり、警察に通報された」ためだと報じられていますが、たぶん「本…

【書評】間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに

間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに (コア新書)作者: ロマン優光出版社/メーカー: コアマガジン発売日: 2016/11/02メディア: 新書この商品を含むブログ (14件) を見る ネットメディア「ブッチNEWS」内で「さよなら、くまさん」…

”知的ハラスメント”「マンスプレイニング」とは何か

社民党所属の八王子市議に、佐藤あずさ氏という方がいらっしゃいます。新年明けましておめでとうございます。愛知県豊田市に来ています。愛知県は今年から、無人の自動運転車の公道実験を全国で初めて実施する見通し。高齢過疎地域、交通空白地帯における自…

【映画評】手紙は憶えている

ホロコーストを題材にしたサスペンスです。認知症を患い記憶がすぐに飛んでしまうおじいちゃんが、家族を殺したナチス親衛隊の男に復讐するため、同胞の記した手紙だけを頼りに、当てどもない旅をするロードムービーです。 アイドル(とその周りの関係者)が…

「誰の金だと思ってるんだ」が正論なのに言ってはならない理由

増田で以下のような投稿が盛り上がっていました。娘が気持ち悪い中学生の娘が親父の洗濯物と一緒に洗ってくれるな、という実によくある思春期のお話。ユニークなのは、書き手のお父さんが売り言葉に買い言葉で、お前の方が汚いんだからお前こそほかの洗濯物…

【映画評】ザ・ギフト

世の中には、たびたび贈り物をする人がいますが、あれはよくよく考えたら戦略として間違っていない。人間は反対給付(もらったらあげる)の概念がセッティングされていますから、贈られてばかりの人間は次第に申し訳なさとプレッシャーを感じてしまうもので…

【映画評】ジェイソン・ボーン

約10年ぶりとなるマッド・デイモン主演による「ボーン」シリーズ最新作。「レガシー」? なにそれ? 古巣CIAの非合法なミッションを暴露して以降、潜伏していたジェイソン・ボーンですが、自身の出生の秘密をさぐるため、再び立ち上がります。 監督は「ボー…

【映画評】永い言い訳

哲学には「主人と奴隷の弁証法」という言葉があります。一見、奴隷を奴隷たらしめているのは主人ですが、一方で、奴隷が主人を主人として崇めないかぎり、主人の立場も危うい。相補的な関係なのです。それは主人と奴隷の両者のみにみられる状況ではありませ…

映画製作会社のロゴを集めてみた(アメリカ編)

映画の上映開始をつげる製作会社のロゴ。「これから上映が始まる…!」という気持ちの高鳴らせてくれるもので、ぼくは結構好きなんですが、意外なことにまとめられたサイトがないということで、自分で作ってみました。完全にぼくセレクトなので、漏れている物…

ピコ太郎の動画を観て、何がヒットするかわかったもんじゃないと思った話

小坂大魔王に瓜二つのシンガーソングライター、ピコ太郎の動画がなんとYouTubeの週間再生ランキングで1位を取ったとのこと。 ピコ太郎さん、YouTube週間再生回数が世界1位に 日本人初 日本人で初めてらしく、底ぬけAIR-LINEのころを知っている視聴者からすれ…

【映画評】グランド・イリュージョン 見破られたトリック

どう考えてもこいつの言ってることは間違っているけど、こいつのやることは悪いけど、どうしても嫌いになれない、むしろ積極的に好き!という存在があります。理性と感情のかい離。非常に悩ましいところですが、それは映画にもいえて、「グランド・イリュー…

【映画評】SCOOP!

「モテキ」「バクマン」などで知られる大根仁監督の最新作。中年パパラッチを福山雅治が演じています。奥さんマシャですよマシャ。相変わらず彼はかっこよくて、演じている都城静は、くそダサいパーマにガラシャツ、その上からおっさんがよく着てそうなレザ…

【映画評】ハドソン川の奇跡

2009年1月15日、米ニューヨーク発のUSエアウェイズ1549便がバードストライク(鳥の衝突)に遭遇し、両翼エンジンの機能が停止。ニューヨークを流れるハドソン川に不時着水した顛末を描く一作。トム・ハンクス主演で、クリント・イーストウッド監督の最新作で…

【映画評】怒り

吉田修一による同名タイトルの小説の映画化です。怒り(上) (中公文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/01/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (25件) を見る怒り(下) (中公文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 中央公論新社発…

【書評】恋愛3次元デビュー ~30歳オタク漫画家、結婚への道。~

恋愛3次元デビュー ~30歳オタク漫画家、結婚への道。~作者: カザマアヤミ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2014/05/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (15件) を見る交際経験ゼロから一気に結婚までもっていった少女漫画家の自伝(?)…

【書評】不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日

不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日作者: 堀田あきお,堀田かよ出版社/メーカー: ぶんか社発売日: 2013/05/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 男性はともかく、女性にとって子どもを作るか作らないかは人生上の大きな決断です。け…

【映画評】コロニア

「コロニア」は、1973年に社会主義政権下のチリで起きた反共派の軍事クーデターに巻き込まれた男女を描いています。エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュールが共演。 ちょっと入り組んだ構造の映画です。発端は軍事クーデターで、この事件はまたそれで1本映画…

すごいサービスが出てくるたびに湧き上がる謎の「老婆心」

某大手家電量販チェーンが、ネット通販サービスでの即日配送を開始したそうです。なにがすごいって、標準オプションで、配送料は無料なんですって奥さん。最短配達時間は2時間30分、対象アイテムは同サイト全体の約10%にあたる約43万種とのこと。こういうと…

【映画評】ハイ・ライズ

超セレブなタワマン「ハイ・ライズ」の内部で起きる上層階と下層階の住民たちの対立をめぐるストーリー。 主演はトム・ヒドルストンで、新しく「ハイ・ライズ」に越してきた医学博士を演じています。日本では1980年に出版された同名SF小説が原作です。ハイ・…

【映画評】スーサイド・スクワッド

https://m.youtube.com/watch?v=Y_KkOxqV-Lgアメコミ二大巨頭の一角、DCコミックスのヴィランが大集合した一作です。予告で超期待していました。新キャラのハーレー・クインを始め、オールバックでこれまでのイメージを覆すニュージョーカー、それからクイー…

「こち亀」終了で期待したい漫画界の「変化」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160903/k10010667731000.html NHKが報じていることでも事の重大さがわかりますが、「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が、17日発売の週刊少年ジャンプ掲載分をもって終了するとのことです。同日に単行本200…

【映画評】ティエリー・トグルドーの憂鬱

最近、仕事終わりに映画を観て帰ることがあります。嫌なことを忘れてスカッとするのが目的の一つではありますが、たまに、映画の内容にかえって気が滅入ってしまうことも。本作もそのひとつに数えられるかもしれません。「ティエリー・トグルドーの憂鬱」、…

【1泊2日で】志摩地中海村が最高すぎて月曜日が来るのを本気で呪った件【地中海行ってきました】

久々に「はあ。。。月曜がくるのが憂鬱だ。。。」思ってしまいました。旅行記第2弾は国内です。三重県はSHI・MA・SHI、志摩市!!!志摩市のリゾート、志摩地中海村を中心に行ってまいりました。6月にはサミットもありました。ホットな場所でございます。東…

【映画評】アンフレンデッド

https://m.youtube.com/watch?v=9gz3yC_aVxQ&ebc=ANyPxKpSF7WoShIZoO8vp0Yr8q4dmVOxhorwt52GYo7YDKUv4I4DK3Hyw9AP_gad6ewIyqCSTrqeuza6DyoMnf5eon5b1o2H7g 「アンフレンデッド」とは、フェイスブックなどのSNSでの「友達削除」を意味します。本作は今までに…