いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

コラム

今年も“じゃない方会社員”で生き延びたい

もうそろそろ2年前になるだろうか。かつて『水曜日のダウンタウン』で「なにやら占い師に傾倒し始めた相方が改名を訴えてきても応じられない説」が検証された。 ドッキリで、コンビの片方が相方に対して、メチャクチャな芸名やコンビ名の改称を提案する様子…

「生きててよかった」と言いたくないし、「幸せを感じる瞬間」なんて思い浮かばなくていい

わざわざ文化の日にする話でもないのだが。ある漫画を読んでいて、いろいろ不幸が重なって十年ぐらい苦労したが、最近好転してきたという登場人物が、涙ながらに「生きててよかった」とこぼすシーンがあった。 生きててよかった。 そう言えば、自分では言っ…

SNSに書かされる

最近、下記のような騒動があった。 www.nikkansports.com この作家先生、ツイッターでフォローしていないのだが、毎日毎日誰かがリツイートやいいね!を押すもんだから、たびたび流れてくる。医師らしく内容は感染症に関しての専門的な知見であることも少な…

「ゲームは年間4本」 必死にやりくりした記憶

人と話していて唐突に、「うちはゲームが年間4本だった」という強烈な思い出が蘇ってきたので、記しておきたい。 「年間4本」というのは、ぼくと3つ下の弟と2人合わせて計4本を買ってもらえる、ということだ。それぞれの誕生日プレゼントと、クリスマスプレ…

引っ越し屋さんと修理業者さんとブルシット・ぼく

先日、ドラム式洗濯機の修理業者さんに来てもらった。 4年前に買った我がドラム式洗濯機。1、2年ぐらい前から、脱水のときに素人からしてもこれはただ事ではないという轟音を出し始め、ついに昨年末、脱水が全くできなくなってしまった。 電話して1週間。修…

人の幸せで自分の欲望を知る

先月だっただろうか、母親と電話で話していたときに、弟に第2子が生まれたことを知った。「あんた、夕飯の唐揚げは冷蔵庫に入れといたよ」ぐらいのテンションでさらりと言われたものだから、一瞬鼓膜を通った情報の大きさが理解できず、リアクションを取るの…

「片方しかない靴下」が捨てられない!

先日、引っ越した際に整理したら、片方しかない靴下の多さに自分のことが嫌になってきた。 捨てられない片方だけの靴下たち。特に真ん中のあいつ もともと物を捨てられない性格なんだけど、特に、片方の靴下という存在にはめちゃくちゃ弱い。 片方だけの靴下…

すばらしい日々

というわけで、実は離婚していたのである。 離婚はおろか、まさか結婚できるなんて思っていなかったので、離婚させていただくなんて光栄だ。自分が離婚できるなんて思ってもみなかった。 そんなことで、本稿は「最近離婚した者による離婚の雑感」である。な…

ぼくとTシャツとカレーうどん

白い一枚のTシャツを想像してほしい。あなたのお気に入りだ。 それを着ていたとき、不注意にもカレーうどんを食べてしまい、汁が右乳首付近でオーストラリアみたいな形の小さな染みを作ってしまった。洗濯しても微かにオーストラリアがある。目立つ位置だ。 …

山ちゃん結婚から考える「ぼくらは勝手に幸せになってしまう問題」

2日続けて同じ男をテーマにするのは初めてかもしれない。書きたいことが多すぎるのだ。ということで山ちゃんである。 山ちゃんが逃げ続けていたもの 先週のこの日、山ちゃんは結婚会見を開くとともに、深夜ラジオで結婚を生報告していた。放送は意外なほど和…

「少し休む」ことは「惰性で続ける」よりずっと勇気がある

※イメージ画像 寝室に彼ら5人のポスターを貼り、毎晩5人に見守られながら眠る実家の母の容態が心配だが、まあそういうことで、大してファンでもないぼくもびっくりした。 ただ、蓋を開けてみたら、これほどまでに共感を覚える「説明」の類はひさびさに出くわ…

西武そごう「わたしは、私。」に感じたモヤモヤの正体

サムネイル 困ったときは いらすとや…。 西武そごうが元日、新聞に掲載した全面広告がネットの一部でボヤを招いている。 ぼくもツイッターで流れてきたのを始めて読んだとき、「一見、耳障りの良い言葉が羅列しているように思えるけど、なんかモヤモヤする」…

24歳パリピ女子「寂しいのかな うちら」 渋谷ハロウィンに年齢サバ読んでまで追いすがる理由

今年も、ぼくとDNAが1%も一致しないんじゃないかというバカが大暴れして物議を醸した渋谷のハロウィン。特に今年は、たまたま通った軽トラが悪ふざけで横転させるなど、警察沙汰の大事になっていた。 彼ら彼女らは好き勝手してさぞ楽しいのだろうな、そう思…

“獣になれない”とはどういうことか? ドラマ #獣になれない私たち 初回レビュー

www.instagram.com かつて、動物から人間を区別する定義を「労働」であると記した偉人がいた。ところが、働きすぎると思考がパンクし、精神を病んでしまい、行動が衝動的になっていく。動物から人間を区別したはずの労働なのに、それをしすぎると今度は社“畜…

巨人・由伸監督が辞任! あの「メモ」には何を書いていたのか

4年連続でペナント奪還に失敗したプロ野球・読売ジャイアンツの高橋由伸監督が、就任3年目にしてついに辞任することがわかった。 昨夜、このニュースがネット上を駆け抜けたとき、別に巨人ファンでもないぼくがまず思ったのは、「よかったな! ヨシノブ! つ…

「世界をより良くするために仕方ないんだ!」 独善的な悪役って最高だよね

独善的な悪役って良いですよね。 世界を制服したるんや! とか、人類を破滅させたるんや! とか、人の迷惑を目的とする単純なバカより、「世界をより良くするために仕方ないんだ!」と悪を断交する悪役は、観ていて「お前はどこで間違ってしまったんや…!!」…

大阪桐蔭と金足農業の違いを考えていたら「スポーツっていいな」って結論になった話

※フリー素材 大阪桐蔭高校が史上初の2度目の春夏連覇を成し遂げて終わった、100回目の夏の高校野球である。当方は、10代の勇姿をエアコンのキンキンに効いた部屋で観戦していた30代であるが。 決勝のカードが決まってから、いや、個人的な観測ではもっと前か…

「会話のワンツーパス」を求めてくる人ってなんなの?

「会話のワンツーパス」を求めてくるやつがウゼーという話で、最近友だちと盛り上がった。 例えば、AさんとBさんが雑談していたとする。Aさんが「最近、サモ・ハン・キンポーに興味があるんですよー」と話す。対するBさんは、実はサモ・ハン・キンポーに超詳…

死んだ父と黒柳徹子の話

突然であるが、ぼくの目標とする人物は黒柳徹子である。最近決まった。 なぜかというのを説明する前に、父について語らなければならない。 先週の13日で父が死んで18年になる。 18年も経っているので特にこれといった感慨はなく、今回も例年のごとく母のLINE…

「ワナビー」はなぜダサいのか

“一般男性”がめいっぱい背伸びして撮影したおしゃんなバー@目黒周辺 石原さとみ、剛力彩芽と、大物女優のスキャンダルが相次いで話題になっている。 どちらの相手も、彼女らと同じ芸能人ではなかったため(とはいっても、“一般男性”と評するのは極めて難し…

トイレの張り紙と祖母の話

今週、ほろ酔い気分で入ったトイレで用を足しているとき、目にこの張り紙が飛び込んで来た。 「いつもきれいに使っていただ」いているかはわからないのに、トイレ利用者を勝手にありがたがっている。 これは本当にありがたがっているわけではなく、「だから…

女性お笑いコンビ・Aマッソがコントでぶつけた「絶望」

7日に放送された「ENGEIトライアウト」(フジテレビ)というネタ番組で偶然観た、お笑いコンビ・Aマッソのネタが衝撃的だった。 ワタナベエンターテインメント公式プロフィールより。 女芸人がコントに込めたすさまじい「絶望」 村上愛と加納愛子という女性2…

日本語「好き」の守備範囲が広すぎて暴走する問題について

映画の字幕において「I like 〇〇〇」が出てくると、訳者の腕の見せ所だ。 例えば、フルCGアニメの映画「ペット」において。最初はいがみ合っていた小型犬のマックスと大型犬のデュークが意気投合するシーン。 デュークが、マックスについて「I like him!」…

橋本環奈のインスタ開設理由がSNSの本質を突いてた件

「1000年に一人の美少女」こと橋本環奈さんが、インスタグラムでの偽物対策としてアカウントを開設したそうです。私、Instagramしていません!偽アカウントがあるそうで見てみたんですが、私本人だと思ってコメントして下さってる方もいました。その方々のコ…

「書店ゼロ」を嘆く意味がわからない

書店が全くない自治体が全国で2割もあるというニュースが、きょう話題になっていました。 書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が増えている。出版取り次ぎ大手によると、香川を除く全国46都道府県で420の自治体・行政区にのぼり、全国の自治体…

「クソガキ」を叩く前に「クソガキ」を生み出した制度設計は大丈夫なの?

昨夜行われた侍ジャパンのWBC初戦となるキューバ戦で、ヤクルト・山田哲人の大飛球を外野席から手を伸ばして捕ってしまった少年が、ネット上で叩かれています。 この場面はリプレイ判定となり、結果、山田の打席は二塁打という判定に落ち着きました。インプ…

体験に偶然性をブチ込む TSUTAYAの「NOTジャケ借り」が面白いワケ

借りる映画は「直感」で TSUTAYA「NOTジャケ借り」に話題沸騰 - https://t.co/tPLMT6zZ5c pic.twitter.com/aTtsGbJFOT— J-CASTニュース (@jcast_news) 2017年1月8日 TSUTAYAが昨年10月から始めている「NOTジャケ借り」というレンタル企画がめちゃくちゃ面白…

元旦の光景

職場の裏にはホテル街みたいなのがあって、出勤するときにそれらしきカップルの帰りとすれちがうことがままある。きのうの朝すれ違ったのは、年恰好は30代中盤の男と、ひと回りぐらい上の女。気づいたらぼくは、男にものすごい形相でにらまれていたのだ。一…

なんで好き好んで運転するんですか?

これだけ責任だとかなんだと騒がれる中で、都心に住んでいて、運転する理由ありますか? ぼくはそれが前から疑問でした。 ハンドルをにぎるということは責任を持つことです。誰の責任だ、誰を叩けばいいんだとこれだけ毎日騒ぎ立てる世の中。ハンドルを握る…

有吉はなぜ”品のある”「エロオヤジ」なのか

先日、徳島の小学校の男性教師が引率した修学旅行先でデリヘルサービスを呼んだことがバレて懲戒免職になっていたことがニュースになりました。バレたのは「サービス内容を巡ってトラブルになり、警察に通報された」ためだと報じられていますが、たぶん「本…