いらないライフハック
今年最大級のヒット作、Netflixシリーズの『極悪女王』。この作品が流行った際、その盛り上がりが加速すればするほど、同時に、従来のプロレスファンから、劇中で使われる「ブック」「ブック破り」という言葉に対する疑義が挟まれ、少し物議を醸していた。 …
会社帰りに家の近くで行ってみたかったお店に3軒に立て続けに満席を理由に断られ、仕方ないとはいえ流石にテンションが下げながら松屋に流れ着く。今トンテキ定食を食べているところである。 みんなの食卓でありたい松屋である。なかなかの大風呂敷を広げた…
深夜に冷凍の焼きおにぎりを食べたくなった。買い置きしているものを冷凍から取り出してみる。4つは流石に多いが、2つだと物足りないお腹の具合で分かる。ところが裏面には3つの場合の温める分数が記載されていない。 仕方なく、2個の場合と4個の場合の分秒…
わざわざ文化の日にする話でもないのだが。ある漫画を読んでいて、いろいろ不幸が重なって十年ぐらい苦労したが、最近好転してきたという登場人物が、涙ながらに「生きててよかった」とこぼすシーンがあった。 生きててよかった。 そう言えば、自分では言っ…
先月最終回を迎えたドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』で、松田龍平演じる八作がこういう言葉をとわ子(松たか子)にかけていた。 大豆田とわ子と三人の元夫 Blu-ray BOX 松たか子 Amazon 手に入ったものに自分を合わせるより、手に入らないものを眺めてい…
先月だっただろうか、母親と電話で話していたときに、弟に第2子が生まれたことを知った。「あんた、夕飯の唐揚げは冷蔵庫に入れといたよ」ぐらいのテンションでさらりと言われたものだから、一瞬鼓膜を通った情報の大きさが理解できず、リアクションを取るの…
女の人が話し始めるとき、「待って?」「聞いて?」「一個言っていい?」という口癖があると思う。 本当によく聞く印象がある。体感としては、100人中1億人ぐらいに言われる気がする。それぐらいよく聞く。 一方、男からこうした言い回しを聞くことはまずな…
これは親譲りなのか何なのかは分からないが、結構老けにくいタイプだと思う。 父親は早死だったのでよく分からないが、そろそろ60代の母親もよく「若い」と言われるので、比較的若いのだろう。そういう遺伝子を半分は受け継いでいるようだ。 自分自身でもこ…
サムネイル 困ったときは いらすとや 今まで黙っていたが、本官は「初めて知った」警察なのである。「初めて知った」という表現を見ると、本官は気になってしかたがない。別に誰かが「初めて知った」と使ったとしても、それを指摘はせずに黙っているので、正…
寝ても覚めても 発売日: 2019/03/06 メディア: Prime Video 芸能人の不倫が発覚して、ネット上でボッコボコになっている光景をみるたびに、つくづくアンフェアだなあという感情に襲われる。 そもそも、不倫について配偶者以外の第三者がガタガタ騒ぐことじゃ…
映画館でポップコーンを“抽選”中の人 除夜の鐘が周辺住民のクレームによって取りやめになっているというニュースが、ここ数年は毎年のように年末のSNS上で物議を醸している。個人的には、除夜の鐘なんて「年末感を高めるためのSE」みたいなもんだし、今の家…
「会話のワンツーパス」を求めてくるやつがウゼーという話で、最近友だちと盛り上がった。 例えば、AさんとBさんが雑談していたとする。Aさんが「最近、サモ・ハン・キンポーに興味があるんですよー」と話す。対するBさんは、実はサモ・ハン・キンポーに超詳…
特に記事とは関係ない渋谷スクランブル交差点の様子(7/8)。暑いんだよバカやろう。 先日、ランチで数人とガールズトークしたときにひしひしと感じたのは、仕事でもプライベートでも「昭和のお父さん系人材」や「黙って俺についてこい系人材」はかなりウケ…
映画の字幕において「I like 〇〇〇」が出てくると、訳者の腕の見せ所だ。 例えば、フルCGアニメの映画「ペット」において。最初はいがみ合っていた小型犬のマックスと大型犬のデュークが意気投合するシーン。 デュークが、マックスについて「I like him!」…
先日、Twitterでこういう投稿を見かけました。若い後輩を居酒屋に誘った所、嫌がる為「酒嫌いか?」と聞くと「居酒屋って四千円とか普通にかかりますよね。そんだけ払うなら、寿司やステーキや鰻みたいな高級なもの食えますよね?」私が若い頃は七千円位平気…
文章を書くコツとして「読み手の気持ちになって書きなさい」というのはよく言われることだ。 「書き手が書きたいこと」と「読み手が読みたいこと」は、得てして重ならないものだ。例外として、一部の大天才が「書きたいこと」を書いて、読み手をまったく知ら…
きのうの日本テレビの「アナザースカイ」を見ていて、気になったことがあった。 JT一社提供のこの番組は、毎回ひとりのゲストが「海外にある第2の故郷」、「憧れの地」を訪れてロケをし、その様子をVTRで確認しながらスタジオで今田耕司らとトークするバラエ…
遅ればせながら最近、島本和彦の『アオイホノオ』を読んで。アオイホノオ(14) (ゲッサン少年サンデーコミックス)作者: 島本和彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/08/07メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る主人公は、美大生で漫画家…
飲み会が一段落したあとに、「もう一軒行こう」などというときに「飲み直す」と表現することがある。 辞書には次のようにある。 酒を飲む場所や相手を変えてまた飲む。 最近この言葉が気に食わないのだ。「飲み直す」ことが嫌いなのではなく、「飲み直す」と…
突然ですが引っ越ししたんですよ。引っ越しそのものの悲惨な話はまた今度にして、今日はそこから派生した話を。 シンクドーン。 いい感じなんだけれど、ちょっと問題が。 タオル掛けがないのである。絶対いるでしょここに!ということでAmazonで買おうと思っ…
「探し無精」っていう類型の人間が、一定数存在すると思う。 なぜならぼくがそうだからだ。 人類は60億人いるわけで、まさかぼくだけの特徴というわけではないだろう。「探し無精」とは何者か。文字どおり、探しものを探すのを面倒くさがるのだが、(ぼくを含…
少し前だが、12日に同じ現象に正反対の角度から光を当てたような記事を2本、目にした。 女性アイドルグループ「でんぱ組.inc(でんぱぐみインク)」の「最上もが」が11日、ネット上での自身に対する誹謗中傷に触れ、対処法について持論を展開した。 (中略) …
近頃の大学生は「夏休み」に遊ばれるらしい。それは、海水浴で知り合った悪い男に騙されるとか、そういうたぐいの話ではない。文字通り、「夏休み」にもてあそばれるのだ。この問題はソーシャルメディアの普及に関係している。夏休みの最中、暇を持て余して…
例えば、飲み会があったとしよう。わいわいがやがや盛り上がっているのだが、そろそろ終電がやばいと気になってくる時間帯にさしかかり、「そろそろお開きにしますか」などと、やんわりと会の幕引きをする人がいる。幕を引いた人にやんわりと流されて従って…
世の中には、美しい外見を持ち、友達にも恵まれ、恋人にも不自由せず、メンタル的にも大変健全ないわゆる「リア充」という人々がいる。いわゆる「持ってる人」たちである。 これに対して、それらの要素が欠落、あるいは著しく乏しい非リア、非モテという人々…
小田嶋隆氏が、成人式にこぞって参加する若者に吠えて、賛否を呼んでいる。 私の世代の者の感覚からすると、20歳になろうという男女が一箇所に集まって同じ格好をしたがること自体、端的に言って、薄気味の悪い出来事ということになる。 でなくても、若い人…
人間、いくら注意しても公衆の面前で恥ずかしい思いをすることがあるわけです。 例えばぼくなどはよく改札でTSUTAYAのカード、反対にTSUTAYAでSuicaを出してしまったりすることがあるのですが、そういうとき恥ずかしいわけです。こうしたとき、体内からわき…
もうすぐ4月で、新生活が始まろうとしていますが、大学の新1年生なんかは、自分がこうなるかもしれないと恐れ、今からビクビクしているのかもしれません。 サンリフレホールディングスは、自宅もしくは公共(学校や会社含む)のトイレで食事をしたことがある…
それは簡単、提出しないととても困る人がいるという「今すぐ書かなければいけない文章」をとなりに放置してブログを書くのです。これは僕の経験則から案出した方法です。 というのも、僕は書くことも好きですが、本を読むことも好きです。部屋には積読本がう…
三島由紀夫の『レター教室』という読み物がある。「読み物」とぼかすのも、これがなんとも不思議な類のものだからで、「レター教室」(文章読本)とは断っているものの、この本編ではどこをどう参考にしろというのは一切触れられず、5人の男女による文通のや…