もうすぐ4月で、新生活が始まろうとしていますが、大学の新1年生なんかは、自分がこうなるかもしれないと恐れ、今からビクビクしているのかもしれません。
サンリフレホールディングスは、自宅もしくは公共(学校や会社含む)のトイレで食事をしたことがあると答えた人が全体の約12%にのぼるとの調査結果を発表した。年代別では20代がもっとも多く、5人に1人が「トイレで食事をしたことがある」と回答している。
5人に1人ってすげーな割合だなと思ったんですけど、これ母数がどこにも書いてなくて少々あやすぃ。
ということで、調べてみたらこういう記事も。
有効回答数:1,000件
Q.あなたはトイレでご飯を食べたことはありますか?
はい……7.1%(71人)
いいえ……92.9%(929人)
どちらにせよ、便所飯をする人=便所イーターは実在することがわかります。
便所イーターについては、便所で飯食うのは不潔だぞとか、大学で独りぼっちのかわいそうな人がこれだけいるとか、そういう問題じゃないと思うんですね。
便所飯する人は、ひとりぼっちなのが辛いんじゃなくて、自分がひとりぼっちなのを他人に見られるのが辛いんだと思うんですよ。
そういう意味で、孤独な人=便所イーターというわけではない。何するにしても、独りの方が煩わしくなくて好きっていうローンウルフは、いくらでも生息しているわけですから。
便所イーターと価値観を共有しているのは、むしろFacebookに友達といる写真を盛んに上げる人=Facebook厨です。
一見、ぜんぜんつながりがないように見える両者ですけれども、ある本質的な価値観を両者は共有しています。
便所イーターとFacebook厨が共有するもの――それは「自分がどれだけ人と交友を持っているかで他人は自分を判断する」という思い込みでできたものさしです。
便所イーターが確変して豊かな人間関係を手に入れれば、きっとFacebookでその交友関係を誇らしげにアップしまくることでしょう。
反対に、Facebook厨がたまたま独りでご飯を食べなければいけなくなったら、便所イーターになるかもしれない。
極端に言えば、Facebook厨は便所イーター"予備軍"であるし、便所イーターはFacebook厨"予備軍"なのです。
ぼくが何を言いたいかというと、そういうヤツはつかず離れずで適度に面倒みてやれよ、ということなのでありました。