小坂大魔王に瓜二つのシンガーソングライター、ピコ太郎の動画がなんとYouTubeの週間再生ランキングで1位を取ったとのこと。
ピコ太郎さん、YouTube週間再生回数が世界1位に 日本人初
日本人で初めてらしく、底ぬけAIR-LINEのころを知っている視聴者からすればとても感慨深いことです。
ネットの世界ではしばしば、「よくわかんないけどある日突然流行りだす」ひと、もの、ことがあります。そういう現象を目の当たりにするたびに、ぼくはネットっていいなあって思ってしまうのです。ふとした瞬間に、ふとした場所に、とんでもないサクセスストーリーが広がっている。そんな風通しのよさはネットならではです。
でもいるんですよね。こういうのが出てくると、あとからやって来て「面白くない」だの「わかんない」だの「すぐ消える」だの吐き捨てていく人。
別にそういう人がいてもいいし、言うのは勝手ですが、そんなコメントがいくら束になろうと、やったもん勝ち、流行ったもん勝ちなのです。
だから自戒を込めて言いたいのは、何か面白いことを思いついたらダメ元でいいからネットに発表しちゃえ、ということ。
今の時代、通信コストをのぞけばかつてなく表現を公にすることが容易になりました。条件は整っている。それを使わない手はありません。
なにせ今回のように、何が、どこで、どんな風に流行るかなんてわからない。たとえ身の回りのやつには理解されなくても、海の向こうの誰かには届くかもしれない。ピコ太郎にとってそれはジャスティン・ビーバーだったわけですが。
My favorite video on the internet 😂😂😂😂😂😂😂😂 https://t.co/oJOqMMyNvw
— Justin Bieber (@justinbieber) 2016年9月27日
かつてぼくは、「地震なんてないよ女」について部分的に肯定しました。彼女がいまどこいったかわからないですが、いまでも考えはちがいありません。あのとき彼女は、自身のできる最大限の努力をしたわけです、一世一代のヒットを狙って。
とりあえずやってみよーーその精神が大事ですし、ネットはそれを実践する格好の場です。
ただし、何がどこでヒットするかわからないということは、裏を返せば、何がどこで炎上するかわからないということでもある。そのことだけはゆめゆめ忘れてはいけません。