いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

別にレッズファンではないですが

http://sports.yahoo.co.jp/news/20081119-00000288-sph-socc.html

05年7月にカタールの地を踏んで3年半、日本語は忘れなかった。「ここは、お金(給料)はいい。でも、お金じゃない。浦和に帰りたい。サポーターがすばらしい」エメルソンは最近2か月、アルサッドの練習に参加していない。「10か月分、給料を払ってくれていない。2億円。契約は来年の5月29日までだけど、交渉した。クラブは移籍金を取ることになっていたけど、ただで出られる」現在も練習は行っているという。

不思議な論理である。お金で一方的に日本を出て行った彼であるが、これはどういうことだろうか。
この記事の文章では、そのアルサッド退団希望の理由が判別できないのだが、「(クラブが)給料を払ってくれていない」ということが、彼にとって大きな一因の一つであることは間違いないだろう。
日本のスポーツチーム、あるいはそのスポンサー企業で、未だ正当な理由なく選手との契約を不履行にしたケースは過分に聞いたことはない。さするに、日本のスポーツチームは、プレーする選手にとっては「約束を守ってくれる」という意味で重宝されるべき存在である。

そうすると、「給料を払ってくれない」クラブチームから、その約束を守ってくれることで有名な国のレッズというチームに復帰するという選択にはどうも、「お金じゃない」のではなくてむしろ「お金が(だけが理由に)ある」、「大金積まれても、払ってくれないと意味ないよね」という彼なりの教訓が見え隠れするのだけど、どうだろうか。