いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

2015-01-01から1年間の記事一覧

どうして「自分のものには絶対ならないけど、いつか絶対に失うもの」に夢中になるのでしょう

あらかじめ書くが、これから綴ることは「野暮」の極地である。本心では、文末に「野暮だね!」ボタンを設置して、読んでもらった人にバンバンおしてもらいたいほどである。そのことを理解した上で読み進めてほしい。 有名人が結婚するたび、Twitterなのでは…

中居正広は栗原健太に「気持ちを切らすな」と言った

一年に一度、このブログが書くプロ野球の話題。ポストシーズンが近づき、今年も引退だ戦力外だと寂しい話題を聞く季節になってきたが、ついにこの人の名前も上がってしまった。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150927-00000075-spnannex-base広島の元主…

【書評】34歳無職さん/いけだたかし

34歳無職さん 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)作者: いけだたかし出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー発売日: 2012/02/20メディア: コミックこの商品を含むブログ (1件) を見るぼくは一時期ニートだった経験があるが、いま真っ当に働いてい…

「成り上がり」の面白さを再確認できる『キングダム』

周回遅れもいいところだが、いま原泰久『キングダム』を読んでいる。まだたった4巻だが、すでにハマりかけている。おもしれえ。キングダム 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)作者: 原泰久出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/06/22メディア: Kindle版こ…

無闇に褒めることが殺傷能力をもつ時代

こないだ、日本のテレビのある特番を見ていたときのことだ。 その番組には一般の高校生の男女が多数出演していた。スマホ世代といえども、マスメディアに映る彼らの姿は初々しいもの。こちとら高校を卒業して早十数年というおっさんは、その若々しい姿に眺め…

「負けられる」のも能力だ

遅ればせながら最近、島本和彦の『アオイホノオ』を読んで。アオイホノオ(14) (ゲッサン少年サンデーコミックス)作者: 島本和彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/08/07メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る主人公は、美大生で漫画家…

言わされている言葉 書かされている言葉

言っているようで言わされている、書いているようで書かされている言葉ってあると思う。 それは、自分の意思で使っているつもりが、その実は、誰かの受け売りであったり、どこかで聞いたことを無批判に使いまわしていたりするだけの言葉のことだ。 最近ぼく…

「顔面コンプ」で連帯しようとするのはクソだと思った話

これはある女の子から聞いた話。その子がかつて、彼氏と付き合いたてのころに東京ディズニーシーに行ったときだ。知っている人は知っているが、シーはランドよりも少しムーディーな雰囲気が漂い、カップル率も高い。夕方くらいになれば、周囲でチュパチュパ…

【書評】いぬやしき

いぬやしき(1) (イブニングコミックス)作者: 奥浩哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/05/23メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る家族からは疎まれ、会社でも居場所がない平凡なサラリーマン、犬屋敷壱郎は念願のマイホームを手に入れ…

【映画評】ナイトクローラー

ロスで孤独に暮らす中年男、ルイス・ブルームは、後ろ暗い仕事で糊口をしのぐ毎日だ。そんな彼がある日、偶然知った「ナイトクローラー」という仕事に目をつける。それは報道専門のパパラッチで、真夜中に起きた事件事故を撮影しては地元のケーブルテレビに…

無音盆踊りがもつ「価値観の断絶」を生き抜くヒント

きのう、産経新聞が公開した「無音盆踊り」についての記事が話題になっている。 花火と並ぶ夏の風物詩、盆踊り。心浮き立つ太鼓の音が鳴り響き、各地で大会や練習が行われている。とはいえ、最近は、地域のお祭りを騒音と感じる人も。新手の対策として、踊り…

アソコの大きい男性は「モテる」「頭がいい」「高所得」は真実か

一部ネット民から熱烈な支持を受けているしらべぇが、アソコの大きさについて全国20〜60代の男性668名を対象に調査したそうである。年収まで!?「アソコの大きさ」が男性のさまざまな人生に影響することが判明 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース…

「働きたくない」3割の若者が参考にしたいタモリの教え

今週、18〜29歳の若者を対象とした電通による調査結果が発表され、ちょっとした話題になっていた。 現代の働く若者は「モーレツ社員」「企業戦士」という言葉を知らない――電通総研は8月13日、働く若者の就労への意識を調べた「若者×働く」調査の結果を発表し…

【映画評】進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(前篇)

巨人の襲撃にあった人類が、高い城壁の中で暮らし始めて約100年。城壁が巨人によって壊され、人類がふたたび彼らの脅威にさらされることとなった姿を描く人気漫画、アニメの実写化だ。公開前からどちらかというと「大丈夫か?」といった懐疑の目が向けられて…

【映画評】アリスのままで

全米ベストセラー小説『静かなるアリス』をジュリアン・ムーア主演で映画化した一作。 著名な言語学者のアリスは、3人の子どもを立派に育て上げ、アカデミズムの世界でも順調にキャリアを重ねていた。ところが彼女の中で、ある異変が頭をもたげる。最初は単…

木村拓哉という「大正義」

もはや周回遅れになるけれど、今年もいろいろあった「FNS27時間テレビ」の話題を。いろいろ思うところはあるのだけれど、先日こんな記事を目にした。『27時間テレビ2015』SMAP木村拓哉がバンジージャンプをクールに決めてカッコよすぎると話題に - AOLニュー…

【映画評】ダブルヘッド・ジョーズ

ダブルヘッド・ジョーズ [DVD]出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2012/07/04メディア: DVDこの商品を含むブログ (5件) を見る学校の課外授業でクルーザーに乗り、太平洋に出た若い男女十数人が、頭をふたつ持つサメの怪物におそわれるというモンスター映…

「◯◯は終わった」ってコピーはもうやめませんか?

きょうはフジテレビで毎年恒例の「FNS27時間テレビ」が放送される。今年のキャッチコピーは「テレビの時代はもう終わり?」「…でも俺、本気出しちゃいます」なんだとか。フジテレビ自身が「テレビの時代」の終わりを問いかける、ショッキングなものだ。 http…

島本和彦『アオイホノオ』仮想帯

アオイホノオ 14 (少年サンデーコミックススペシャル)作者: 島本和彦出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/07/10メディア: コミックこの商品を含むブログ (14件) を見る

月9のヒロインが言いそうな「恋も仕事も」っていうアレ

さっき飯作っているときにふと思い浮かんだ疑問なので、どうでもいいと思ったら読み流してもらっていいのだけれど。「恋も仕事も」みたいな言い方がある。「恋も仕事も充実」とか「恋も仕事も大忙し」とか「恋も仕事もうまくいく」とか言うあれだ。月9のヒロ…

革のジャケットとヤスリの自由――映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」評

もはやいまさら感があるが「マッドマックス 怒りのデス・ロード」である。Twitter上では、すでに「X回観たぞ」(xは任意の正の整数)との文言が飛び交うなど大流行となっている。結論から言うとぼく自身も参りました。完璧にやられました。まずはみなさん観…

同級生の福田萌さんに言いたい2つのこと

最近、オリエンタルラジオの中田敦彦さんの妻、福田萌さんが荒ぶっている。「学歴は努力の証明書」で福田萌が炎上 ネットは「安っぽい自慢」「親のおかげと気づけ」と批判 | ニコニコニュース「高学歴は親が用意した道ではない」と豪語する福田萌 1歳の娘に…

【書評】ごっこ/小路啓之

ごっこ 1 (ジャンプコミックスデラックス)作者: 小路啓之出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/03/04メディア: コミック購入: 6人 クリック: 36回この商品を含むブログ (24件) を見る先日、Twitterで面白いマンガを募集したところ、とある相互フォロワーの方…

「恋人有り」という免罪符

こないだ、人に聞いた話で、え、マジで? 世の中そんなことになってんの? っていうものがあった。単刀直入にいうと、彼氏/彼女がいるということは、それそのものが「社会的なステータス」になるのだそうだ。どんなにズボラでも、どんなにダメなやつでも、…

【書評】87CLOCKERS

87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/04/10メディア: コミック購入: 7人 クリック: 227回この商品を含むブログ (71件) を見る「のだめカンタービレ」の二ノ宮知子が、「ジャンプ改」創刊号で連載開…

【映画評】新宿スワン

金もツテも、生きる目的もなかった男が新宿歌舞伎町で拾われ、スカウトとしてのし上がっていく姿を描く人気漫画の映画化。主人公の白鳥龍彦を綾野剛が演じ、その脇を伊勢谷友介、沢尻エリカ、山田優、山田孝之ら豪華キャストが固める園子温監督の話題作であ…

【マンガ評】おんなのいえ / 鳥飼茜

先日、平均寿命が伸びたわりに女の大きな選択が人生の早い時期にかたまりすぎじゃね? という話を書いたが、きょうは、そんな選択のまっただ中という女子の胸を掻きむしるような漫画を紹介したい。 おんなのいえ(1) (BE・LOVEコミックス)作者: 鳥飼茜出版…

Twitterの作る「都合のよい」つながり

毎度ビビッドな話題を取り上げるNHK総合のあさイチだが、月曜日にこんな特集を組んでいた。 今、“つながらない”生き方が注目を集めています。書店では『孤独』、『ひとりぼっち』などのキーワードがつく“つながらない”本が大人気。東日本大震災以降の“絆”意…

【映画評】アナコンダ3

アナコンダ3 [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: 2009/12/23メディア: DVD クリック: 29回この商品を含むブログ (2件) を見る新薬の開発に利用されていた大蛇アナコンダが研究所を逃げ出してしまう。科学者のアマンダは、…

【書評】文化系女子という生き方 「ポスト恋愛時代宣言」/湯山玲子

文化系女子という生き方~「ポスト恋愛時代宣言」! ~作者: 湯山玲子出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2014/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (8件) を見るここ最近仕事が忙しくなったことで「本を読む時間」も貴重になっている。…