いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座、直毛によるブログ。今ここに、ポスト宮根誠司を目指すことを誓います。

死んだ父と黒柳徹子の話

突然であるが、ぼくの目標とする人物は黒柳徹子である。最近決まった。 なぜかというのを説明する前に、父について語らなければならない。 先週の13日で父が死んで18年になる。 18年も経っているので特にこれといった感慨はなく、今回も例年のごとく母のLINE…

はあちゅう氏の「ノリで楽しむ社会」発言になぜ違和感を覚えるのか

「ノリが悪い」などと言い、自分の考えに共感しない人間を批判するのはろくなものではないのが相場だが、先日このようなツイートを目撃した。 ファンを巻き込んでのただの遊び(企画)を「詐欺」といってしまう人たちこそ、キ○ガイでは...いやな世の中だな〜…

「ワナビー」はなぜダサいのか

“一般男性”がめいっぱい背伸びして撮影したおしゃんなバー@目黒周辺 石原さとみ、剛力彩芽と、大物女優のスキャンダルが相次いで話題になっている。 どちらの相手も、彼女らと同じ芸能人ではなかったため(とはいっても、“一般男性”と評するのは極めて難し…

劇場からポップコーンを追い出せ! 映画鑑賞に最も適したお菓子は何か

単刀直入に言うと、映画でポップコーンを食べられるのが大嫌いである。 昨日、『アイ、トーニャ』を観ていたときも、隣のカップルがボリボリボリボリやってる音が気になってむかっ腹がたってきた。 特に、マーゴット・ロビーが迫真の顔芸をしていたところで…

イチローと辰吉 潔くない「引き際」について

44歳のイチローが、所属するシアトル・マリナーズの会長付特別補佐に就任したという。 今季の残り試合に出場しないが、引退はせず。チームに同行して練習を行い、同僚たちにアドバイスなどを行うという。この契約によって、日本のプロ野球界に復帰する可能性…

トイレの張り紙と祖母の話

今週、ほろ酔い気分で入ったトイレで用を足しているとき、目にこの張り紙が飛び込んで来た。 「いつもきれいに使っていただ」いているかはわからないのに、トイレ利用者を勝手にありがたがっている。 これは本当にありがたがっているわけではなく、「だから…

『いぬやしき』、超大作ラッシュでやや空気だけどめっちゃいいぞ

木梨憲武、佐藤健主演のSF映画『いぬやしき』を観た。 www.youtube.com iincho.hatenablog.com 原作1巻のレビューはこちら↑ 原作マンガのときから、いい意味で実写化への色気を感じたのだけど、まさか犬屋敷、温水さんでも笹野さんでもなく、ノリさんで来る…

「友達だと思ってたのに」とフラれる誠実なミッキー■ウスたちへの処方箋

今日こういうツイートを見た。 「モテる男性は下心を小出しにするので3回目のデートで告白しても驚かれずスムーズに付き合える」「誠実な男性は下心をひた隠しにするので、ずっと友達友達…→実は好き!の流れで相手を驚かせ、伝家の宝刀『友達だと思ってたのに』…

女性お笑いコンビ・Aマッソがコントでぶつけた「絶望」

7日に放送された「ENGEIトライアウト」(フジテレビ)というネタ番組で偶然観た、お笑いコンビ・Aマッソのネタが衝撃的だった。 ワタナベエンターテインメント公式プロフィールより。 女芸人がコントに込めたすさまじい「絶望」 村上愛と加納愛子という女性2…

「めちゃイケ」最終回を観ながら思い浮かんだ意外な記憶とは……

「めちゃ²イケてるッ!」が終わった。 22年の歴史に幕を下ろした。 iincho.hatenablog.com 以前にも書いたようにぼくは、かなり前にファンであるのをやめたような状態だった。 かつては1分でも見逃してなるものかとテレビにかじつき、どうしてもリアルタイム…

日本語「好き」の守備範囲が広すぎて暴走する問題について

映画の字幕において「I like 〇〇〇」が出てくると、訳者の腕の見せ所だ。 例えば、フルCGアニメの映画「ペット」において。最初はいがみ合っていた小型犬のマックスと大型犬のデュークが意気投合するシーン。 デュークが、マックスについて「I like him!」…

【映画評】悪堕ちする綾野剛が悲しくてセクシー「日本で一番悪い奴ら」

www.youtube.com 日本で一番悪い奴ら 発売日: 2017/01/19 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログ (1件) を見る 白くて汚れのないものほど、肥だめに突き落としてみたくなるのは、ぼくだけの倒錯した性癖だろうか? 「凶悪」の白石和彌監督による「日…

「みなさんのおかげでした」最終回を観ながら考えたとんねるずの「限界」

昨日、3月22日の放送をもってフジテレビが32年放送してきたバラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」が終了した。 32年のうち最後の10年間をほぼ準レギュラーのように出演していたおぎやはぎは、番組終了が発表されて以降、TBSラジオの「JUNKお…

#恋愛マニュアル の功罪

こないだヒカリエでランチしたときに話したことなんですが(こういう書き出しの恋愛ブロガーに生まれたかった)。 そこで男女の会食の際の支払いが話題になった。 1円単位で割り勘にする男ってダサいよねーとか、でもこれって結局個人の感じ方とか時と場合に…

【映画評】「リメンバー・ミー」、めちゃくちゃ怖い映画だった

www.youtube.com ディズニー・ピクサー最新作の「リメンバー・ミー」は、ラテンアメリカの「死者の日」の風習を題材にしたファンタジー映画である。 靴職人の家系に生まれた少年ミゲルには、音楽に対する並々ならぬ情熱があった。 ところが、彼の家族には音…

【映画評】殺された兵士はどうやって親元に戻る? 映画「テイキング・チャンス」はもっと観られるべき

www.youtube.com www.amazon.co.jp 「お、ケビン・ベーコンが出てんじゃん。80分弱か、ちょうどいい時間だな」みたいな軽い気持ちで開いたAmazonプライムビデオでしたが、この映画を観るにはちょっと迂闊すぎました。 本作は記事のタイトル通り、戦地で殺さ…

【映画評】小さくなったって人生の辛みは変わらない!「ダウンサイズ」

www.youtube.com 映画『ダウンサイズ』公式サイトより。 アレクサンダー・ペイン監督の最新作「ダウンサイズ」は、人間を十数センチ台に小さくする「ダウンサイジング」が可能になった未来を舞台にしたサイエンスフィクションだ。 北欧で「ダウンサイジング…

【映画評】戦争映画なのに主人公は壁に張り付いてしゃべりっぱなし「ザ・ウォール」

www.youtube.com ときはイラク戦争の末期、アメリカ軍のスナイパーのアイザックは、応援要請を受けて砂漠地帯にある石油パイプライン建設現場に同僚のマシューズと駆け付けた。 ところが、現場には複数の不自然な状態の死体が転がるのみ。 そのとき、風を切…

とんねるず×ダウンタウン×爆笑問題 夢の共演が実現したのは「いいとも!」の保守性が一因?

1日深夜の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」にゲスト出演したとんねるず・石橋貴明が、リスナーからの質問に答える形で「笑っていいとも! グランドフィナーレ 感謝の超特大号」について話していました。今さら説明するまでもないですが、…

【映画評】「運命」はある日突然やってくる 「15時17分、パリ行き」

www.youtube.com 公式tumblerより。 クリント・イーストウッド監督の最新作「15時17分、パリ行き」は、2015年にアムステルダム発パリ行きの列車の中で起きた無差別テロを題材にした一作です。「硫黄島の手紙」以降、特に実話ものが多くなったイーストウッド…

【書評】理想的なルームシェア像に隠されたホラーすぎる真相とは……吉田修一「パレード」が快作すぎる

ひょんなことから同居することになった四人の若者。大学生の良介、ニートの琴美、フリーターの未来に会社員の直樹。恋愛関係でないし、親友でもない4人は奇妙なバランスを取りながらルームシェアしている状態だったが、また一人若者が紛れ込んできた。一方そ…

【映画評】リーアム・ニーソンがホワイトハウスに挑む 拳ではなく情報で「ザ・シークレットマン」

www.youtube.com リーアム・ニーソンがFBI副長官マーク・フェルトを演じる「ザ・シークレットマン」は、米国史上最大の政治スキャンダル、ウォーターゲート事件の内幕を描く硬質なポリティカルサスペンスだ。 大統領の陰謀 [Blu-ray] 出版社/メーカー: ワー…

【祝ブログ10周年】いいんちょさんからあなたの人生に重大なお知らせ

はてなダイアリーからはてなブログにお引越ししたよー。読者登録よろしくねー。 ありゃあ

【映画評】リアルな政治状況をエンタテイメントに昇華した快作「コンフィデンシャル/共助」

公式サイトより。いやはや、こんなタイミングですごい映画が公開されたものだ。本作は、北朝鮮の刑事と韓国の刑事がタッグを組んで繰り広げるド派手なバディムービーだ。 もちろんこれまでにも、現実の複雑な朝鮮半島情勢を背景にした映画は数あったが、本作…

【映画評】今、全力の自己肯定が必要なあなたへ 「グレイテスト・ショーマン」

ヒュー・ジャックマンが伝説的なサーカスの興行師、P・T・バーナムに扮する映画「グレイテスト・ショーマン」は、観る者が自身の人生を全肯定されるかのような解放感と高揚に満ちた映画です。ミュージカルなので当然ですが、なんといっても楽曲がイイ。音楽…

【書評】有吉の眉毛からミスチル桜井の不倫まで射程に入れたJ-POP批評「考えるヒット」

本書は、70年代から80年代にかけて伝説的なコラム「THE 歌謡曲」を連載していたミュージシャンにして音楽批評家の近田春夫が、その真骨頂である歌謡曲批評にしばらくぶりに帰ってきた一作。週刊文春誌上で97年のヒットチャートから毎週2枚をピックアップ…

【映画評】戦争をめぐる皮肉めいた寓話「ロープ/戦場の生命線」

ベニチオ・デル・トロ、ティム・ロビンスらが出演する「ロープ/戦場の生命線」は、ドライなユーモアにあふれる反戦映画です。舞台は95年のバルカン半島のある国。国連の管理下において紛争はかろうじて停戦中ですが、まだ周囲には地雷が埋まっている予断を…

【書評】ホーンテッドマンションのイメージの起源とは? 「『幽霊屋敷』の文化史」

東京ディズニーリゾートには評者も何度か行ったことあるが、その中でも「ランド」内にある「ホーンテッドマンション」は、そのおどろおどろしい雰囲気において園内でひときわ異彩を放っている。のちに「シー」にも「タワー・オブ・テラー」が登場するが、両…

【書評】ただの「フェミおばさん」ではありません 男女ともにぶった斬るエッセイ集「あほらし屋の鐘が鳴る」

文芸評論家、齋藤美奈子のエッセイ集、『あほらし屋の鐘が鳴る』の文庫化。前半「おじさんマインド研究」と後半「女性誌探訪」によって構成されている。前者は雑誌『pink』誌上での連載、後者が雑誌『uno!』誌上での連載を再構成したものだ。 あほらし屋の鐘…

【書評】解放感に満ちた未来予想図 あなたはどう読む?「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」

すでに意識高い系界隈を中心に大いに盛り上がっており、遅すぎるぐらいだけれど読んでみた。 本書は時間を売買するという奇想天外なアイデアの「タイムバンク」を運営するメタップス社長、佐藤航陽氏による「お金」についての本。近年話題になっている、フィ…