いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座、直毛によるブログ。今ここに、ポスト宮根誠司を目指すことを誓います。

みやぞんとコジコジに通じる「今」を肯定する言葉たち

今年の『24時間テレビ』で100kmマラソンに挑戦したANZEN漫才のみやぞんが、SNSで良いことを言っていた。 なんとか無事にゴール出来ました‼沿道やテレビで応援して頂いた方やファンの方スタッフさんに心から感謝したしますまぁー楽しく出来たので大満足です何…

【書評】“地方育ちの東京人”の初期衝動を代弁してくれる蛭子さんのエッセイ『ひとりぼっちを笑うな』

先日帰った地元。自宅周辺はまるで何も変わっていなかった…。 ひとりぼっちを笑うな (角川oneテーマ21) 作者: 蛭子能収 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/08/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (12件) を見る 人の葬式で笑ってしまう…

【書評】(当時の)スター批評家二人が考える「批評の意味って何?」 東浩紀×大塚英志『リアルのゆくえ』

リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書) 作者: 東浩紀,大塚英志 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2008/08/19 メディア: 新書 購入: 21人 クリック: 403回 この商品を含むブログ (180件) を見る 新旧のおたく/オタク批評家の中でい…

【書評】「ブス」はいかにして生きるべきか 漫画家×哲学者がガチ対談『不美人論』

不美人論 作者: 藤野美奈子,西研 出版社/メーカー: 径書房 発売日: 2004/03/01 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 17回 この商品を含むブログ (24件) を見る 女の眼前には生まれたときから、二つの「道」が横たわっている。美人の道とブスの道である。ど…

【書評】セックスエリート気取りの金融×学系男子は加藤鷹著『エリートセックス』を読んで恥じて、そして逝け!

エリートセックス (幻冬舎新書) 作者: 加藤鷹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2007/05/30 メディア: 新書 購入: 23人 クリック: 111回 この商品を含むブログ (51件) を見る 6000人である。年間の自殺者の数ではない。我らがザ・セックス・マスター、AV男優…

【書評】ヤクザにストーカーに税務署に……風俗店長の濃厚な日々『「お客さん、こーゆーとこ初めて?」艶街経営日誌』

「お客さん、こーゆーとこ初めて?」艶街経営日誌 作者: 赤澤竜也 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/10/20 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (7件) を見る 風俗嬢に関するレポートは数多くあるが、その多くがジャーナリス…

【書評】理想的なルームシェア像に隠されたホラーすぎる真相とは……吉田修一「パレード」が快作すぎる

ひょんなことから同居することになった四人の若者。大学生の良介、ニートの琴美、フリーターの未来に会社員の直樹。恋愛関係でないし、親友でもない4人は奇妙なバランスを取りながらルームシェアしている状態だったが、また一人若者が紛れ込んできた。一方そ…

【書評】有吉の眉毛からミスチル桜井の不倫まで射程に入れたJ-POP批評「考えるヒット」

本書は、70年代から80年代にかけて伝説的なコラム「THE 歌謡曲」を連載していたミュージシャンにして音楽批評家の近田春夫が、その真骨頂である歌謡曲批評にしばらくぶりに帰ってきた一作。週刊文春誌上で97年のヒットチャートから毎週2枚をピックアップ…

【書評】ホーンテッドマンションのイメージの起源とは? 「『幽霊屋敷』の文化史」

東京ディズニーリゾートには評者も何度か行ったことあるが、その中でも「ランド」内にある「ホーンテッドマンション」は、そのおどろおどろしい雰囲気において園内でひときわ異彩を放っている。のちに「シー」にも「タワー・オブ・テラー」が登場するが、両…

【書評】ただの「フェミおばさん」ではありません 男女ともにぶった斬るエッセイ集「あほらし屋の鐘が鳴る」

文芸評論家、齋藤美奈子のエッセイ集、『あほらし屋の鐘が鳴る』の文庫化。前半「おじさんマインド研究」と後半「女性誌探訪」によって構成されている。前者は雑誌『pink』誌上での連載、後者が雑誌『uno!』誌上での連載を再構成したものだ。 あほらし屋の鐘…

【書評】解放感に満ちた未来予想図 あなたはどう読む?「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」

すでに意識高い系界隈を中心に大いに盛り上がっており、遅すぎるぐらいだけれど読んでみた。 本書は時間を売買するという奇想天外なアイデアの「タイムバンク」を運営するメタップス社長、佐藤航陽氏による「お金」についての本。近年話題になっている、フィ…

【書評】イッて失神した女性だけの体験談集 データハウスが放つ奇書「SEX失神マニュアル」

この本はすごい。なにせセックスやオナニーで失神した女性の体験談だけを集めた本なのだ。セックスで失神である。どうだこの中学生並みの想像力。しかもそれを大の大人が一冊の本にしたのである。本書は、辰見拓郎というなんともいえないセンスのペンネーム…

【書評】大作家を"病歴"からみる異色の評伝「文豪はみんな、うつ」

日本近代文学史というのは、とにかく「変人」に彩られている。小説という空想世界の設計者たちだ。当然、ペンを握っていないときでも、やたらスケールのデカいエピソードや、とある対象に対しての偏執なまでの執着や嗜癖など、話題には事欠かない。当然、精…

【書評】構造主義の第一人者の血湧き肉躍る若き日の肖像「闘うレヴィ=ストロース」

本書は、09年に亡くなったフランスの文化人類学の大家で、構造主義の第一人者のクロード・レヴィ=ストロースについての新書である。彼の訳本も手掛けた著者が、主著だけでなく膨大な歴史資料を基にして書いている。闘うレヴィ=ストロース (平凡社新書)作者:…

【書評】障害者界の淫獣かく語りき ホーキング青山「お笑い! バリアフリー・セックス」

お笑いとエロにはある共通点がある。それは「障害者については語るまじ」という不文律だ。 障害者は笑いやエロとは無縁の、純粋無垢な人たちなのだと思われがちだ。 だがそれは、健常者社会からの一方的な押しつけにすぎないのではないか? 本書はおそらく日…

【書評】水道橋博士の偏執的な情熱がまぶしい「藝人春秋2」

藝人春秋2 上 ハカセより愛をこめて作者: 水道橋博士出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/11/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る藝人春秋2 下 死ぬのは奴らだ作者: 水道橋博士出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/11/30メディア: 単…

【書評】熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録

熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録 (幻冬舎文庫)作者: 井川意高出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/02/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 本書は日本有数の製紙メーカー、大王製紙の前会長にして、自身の子会社の余裕資金100億円余…

「書店ゼロ」を嘆く意味がわからない

書店が全くない自治体が全国で2割もあるというニュースが、きょう話題になっていました。 書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が増えている。出版取り次ぎ大手によると、香川を除く全国46都道府県で420の自治体・行政区にのぼり、全国の自治体…

【マンガ評】セルフ / 朔ユキ蔵

セルフ(1) (ビッグコミックス)作者: 朔ユキ蔵出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/01/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 突然ですが、みなさんは自慰行為をどのようにとらえていますか? 人には言いにくい、恥ずかしい、みじめな行為だと…

「タラレバ娘」最終回を前に読んでおきたい「おんなのいえ」

全国の独身アラサー女子を阿鼻叫喚に落としいれた「東京タラレバ娘」が、ついに今月25日発売の雑誌において連載終了となるそうです。4月13日(木)発売の「東京タラレバ娘」最新刊8巻のカバーがあがってきました!Kiss本誌での連載は4月25日発売の号で…

【マンガ評】ふつつかものの兄ですが / 日暮キノコ

ふつつか者の兄ですが(1) (モーニング KC)作者: 日暮キノコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/09/23メディア: コミックこの商品を含むブログ (3件) を見る志乃は、思春期真っ只中の女子高生。友人に恵まれ、片思いの男子ともイイ感じ。放課後はバイトに精…

【マンガ評】賭ケグルイ / 河本ほむら原作・尚村透作画

賭ケグルイ 6巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)作者: 河本ほむら,尚村透出版社/メーカー: スクウェア・エニックス発売日: 2017/02/22メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る政財界の子女が多数通う名門校、私立百花王学園。そこは伝統的…

【書評】あやしい投資話に乗ってみた / 藤原久敏

あやしい投資話に乗ってみた作者: 藤原久敏出版社/メーカー: 彩図社発売日: 2016/02/19メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るタイトルのとおり、ファイナンシャルプランナーの著者が片っ端から「あやしい投資話」に乗ってみた体験記です。個…

【書評】消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 / 豊田正義

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)作者: 豊田正義出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/01/28メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 585回この商品を含むブログ (52件) を見る昨日、埼玉愛犬家連続殺人事件で死刑判決を受けていた死刑囚が、刑…

【書評】父・金正日と私 金正男独占告白 / 五味洋治

父・金正日と私 金正男独占告白 (文春文庫)作者: 五味洋治出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/10/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る先月、北朝鮮当局のものとみられる暗殺によって倒れた金正日の長男、金正男。日本ではディズニーラン…

【書評】おぎやはぎ矢作をギャン泣きさせた小説『君の膵臓をたべたい』を読んだよ

君の膵臓をたべたい作者: 住野よる出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2015/06/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (44件) を見る昨年ごろ流行っていたそうですが、読みました。他者への共感性が低い、いつもひとりの高校生「僕」は、ある偶然から自分とは…

【書評】女性経営者が明かす ラブホテルのぶっちゃけ話 / 阪井すみお・まお

女性経営者が明かす ラブホテルのぶっちゃけ話作者: 阪井すみお,まお出版社/メーカー: 彩図社発売日: 2014/04/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 「普通のOL」だった女性が知人の誘いでラブホテルの経営に乗り出し、日々味わっている苦労を綴…

【書評】愛がなんだ/角田光代

愛がなんだ (角川文庫)作者: 角田光代,角川書店装丁室出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2006/02/24メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 29回この商品を含むブログ (109件) を見るせつねえ…。せつねーよ…。 角田光代の小説『愛がなんだ』は、決して振り向いて…

【書評】ソープランドでボーイをしていました/玉井次郎

ソープランドでボーイをしていました作者: 玉井次郎出版社/メーカー: 彩図社発売日: 2014/12/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 「吉原」という地名はもう存在しないのだそうですが、「吉原めいた場所」は今もなおあるわけで。私のような小心…

【書評】キラーストレス 心と体をどう守るか/NHKスペシャル取材班

キラーストレス 心と体をどう守るか (NHK出版新書)作者: NHKスペシャル取材班出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/11/10メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る本書は、いま受信料の問題とかなんやかんやでもっともストレスを溜めてい…