いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

精神分析

入門書は安くなければならない、難解な本は高くなければならない

本を粗末に扱っちゃいけませんというママの子どもの頃からの言いつけが血肉化しているため、未だに本をぞんざいには扱えない僕なのだけれど、これはさすがに壁に叩きつけていいでしょママ?、という衝動が起こってしまう本と、最近出くわした。最近出た、あ…

薬やめますか、人間やめますか、それともストリッパーになりますか?

元タレントの小向美奈子(24)が5日、ドタバタ劇の末に東京・浅草のストリップ劇場、浅草ロック座の25周年特別興行でゲスト出演した。半分以上が立ち見という超満員300人の視線が集まる中、最後は全裸になる演出で舞い踊った。 小向美奈子超満員ロッ…

「私」を生成するブログ、「私」未満を吐露していくtwitter、そして文章はあなたであってあなたではない

ブログを始めたいです。twitterにハマって一年、140字で伝えられない事にやっと気づきはじめた。一応はてなの垢もあるし、さあ始めよう、と思うにもtwitterほどパッと始められない。一日かけて、まだはじめての投稿の内容に手間取ってる。特に目的があっての…

都会育ちほど都会に疎くて、地方育ちほど都会に詳しくなるという逆説―東京という「想像の共同体」をめぐって―

都会/地方論でおもしろい話を後輩から聞いたことがある。 その娘は神奈川生まれの神奈川育ち。根っからの都会っ子であり浜っ子というやつだ。しかし彼女、実はあの「山下公園」に一度も行ったことがないらしいのだ。山下公園というと、あのベンチが横一列に…

礼儀礼節の失われた時代・アイロニーによって全体化した「本音」

http://anond.hatelabo.jp/20090501193134ここ最近の増田は、元増田さんの大いなる勘違いが火だねとなって膨張するという手合いが多い。この人の場合、大学院へ行ったことに対する選民意識のようなものが妙に透けて見え、そのことが火のついた要因の一つのよ…

嫌煙派と喫煙派の仲のよさについて

http://anond.hatelabo.jp/20090504164741とそこで論題となっているこれ。僕はそもそもタバコを吸わないし、喫煙や受動喫煙といったものが、本当のところいったいどれくらい人体に影響をもたらすのかなど、平均以上の知見を得ているわけではない(正直に言え…

「信じてない」という仕方で信じること――小林聡美とキムタクから考える「演技派」という虚構

再放送の「光とともに…」が終わった。途中、やはり中だるみはしたが(途中にするから中だるみなのか)、なんとも言いようのない「口ごもる」ような終わり方になっていたのはよかった。 この手のドラマの最後に、とってつけたような「答え」や「劇的な解決」…

SMAPはますます人気になるだろう

草なぎクンがすごいことになってる。 アイドルグループ「SMAP」の草なぎ剛容疑者が公然わいせつの現行犯で逮捕された事件で、草なぎ容疑者は1人で全裸になって騒いでいたことが23日、分かった。現在もまだ酔っ払っているというが、容疑は認めていると…

時にKYは、コミュニティを救済する

元ネタのこの記事は未読だったのだが、それについてある指摘をしていた人がいたのを知って、全部読んだ。DQNと嗤うものがDQN? - 羽ばたけ鳥頭 - m-bird別館ホットエントリーで皆が盛り上がっている最中に水を差しているようだったけれど、実は大切な指摘だ…

憎ったらしいけどほっとけないあんちくしょう

昼メシ時の日テレの不快度指数がこの春、一段と高まったことにみなさんお気づきだろうか。その原因は中山秀征。そう、おもいッきりDON!のヒデちゃんである。 彼は故ナンシー関のコラムにおいて、批判対象としてあまりにも痛烈に、そして幾度となく取り上げら…

ネット作家と近代芸術観の意外な接点

手厳しく言及されている増田さんのも含めて、興味深い記事。 この増田さんの記事をナイーブすぎるよと、思いながらも同時に、少なからずの共感を抱いてしまう自分がいるのに気がつくと、ネットでの「自己実現」でも僕らは、「個」という幻想から離れがたいん…

「怖い人」が怖い理由

話題が冷めちゃわないうちに書いておく。 「昨日は飲み過ぎてなんかよく覚えていないんだよね」って言いだしたから、私ほんとに安心したら、その次、 「ってこういう風に適当な会話をすればいいんだよね」抜粋「http://anond.hatelabo.jp/20090331214815 より…

誰にも強要しない宗教

直木賞をとった天童荒太著『悼む人』を読了(この人の長編は、『永遠の仔』にしてもやたら長い)。 死した人の死にまつわる事(なぜ死んだか、誰に殺されたかなど)ではなく、その人が生前に「誰を愛し、誰に愛され、どのようなことをして誰に感謝されたか」…

藤原紀香というマクガフィン

ohnosakikoさんのブログ。 私にとって、藤原紀香という存在はずっと謎だった。演技が特に上手いわけでもなく、喋りが面白いわけでもない。やたらとCMには出ているが、それ以外ではなんだか中途半端なポジション。あまり今風じゃないやや古臭い美人顔。顔も体…

昨日のめちゃイケ

最近久々のヒットだった。 実はかつて深夜にやってた「Qさま!」で、似非催眠術師に催眠をかけられたらアイドルはどんな仕事(演技)をするのかという、今回と同じような企画をやっていたんだけど、さすがはめちゃイケ。見せ方が上手かった。 昨日のドッキリ…

女の裸という「不気味なもの」

ohnoさんのおもしろい記事。 クロッキーの授業が始まってしばらくしたら、気分が悪いと言って退室する学生が幾人か出たという。初めてヌードモデルを描くという緊張感で気分が悪くなったのか? 後で教官に訊くと、どうもそれだけではなかったらしい。アニメ…

初めて教壇に立って、人にものを教えた。初めて講師という立場に立った。少子化が進む現代、そもそも人に教えを請うという人自体が少なくなっていくのだろうから、そんな機会を誰もが得られるものではない。貴重は機会だったし、本当に「奇妙な」機会だった。…