2020年もあと10分というところで駆け込み更新!
今年の劇場鑑賞数が73本。昨年が114本だったので、だいぶ減りました。やっぱりコロナの影響は否めない状況です。
ただ家にこもりっきりだった分、全鑑賞数はついに450本ジャスト。自分で言うんもなんですが、頭がおかしいです。
これだけの本数観ることの効用が1つだけあります。それは「本当にいい映画以外は覚えていられない」ということ。なので、今年のランキングは昨年ほど悩まず決まりました。
なお、昨年トップ10だけを決めて順不同にしたところ、一部から「ずるいぞ」「それでも男か」「人でなし」「このまま朽ち果てるがいい」などというクレームを受けまして、今年から再び順番も決定します。
それでは、今年日本初公開作品、ならびに今年配信スタートの作品から決めるトップ10です。その下の部門賞もありますのでお忘れなく。
それでは、イッてみましょー!
【過去7年のランキング】
2012年シネマランキング
https://iincho.hatenablog.com/entry/2019/12/31/185221title=2019年シネマランキング
① フォードvsフェラーリ
凸凹コンビ、期待されていないチームが、自分たちの信念を曲げずに常勝軍団に挑み、打ち負かしていく様は最高。そうそう、こういうのだよ、こういう単純なのでいいんだよ。本番のルマンより、国内でチーム内ライバルを打ち負かすデイトナが一番熱かった。サントラも最高。
② 透明人間
誰もが知る、知りすぎて「いまさら?」という透明人間を、見事に「今観るべき透明人間(見えないけど)」として蘇らせた!
③ リチャード・ジュエル
クリント・イーストウッド翁が、いつものようにシンプルに、ちゃちゃった肩の力を抜いた風に撮っているけど、これまたどうして、心を揺さぶられる作品になっている。もはや達人というか、仙人の粋なのではないか。サム・ロックウェル演じる弁護士がひたすらカッコいい。
④ ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
青春映画の新しい扉をバン!っと開いた一作。カーストだとか悪者だとか、ムリに作らなくても青春を語れるってことを教えてくれた。いつもゴキゲンで、いつも「あんたサイコー!」って褒め合ってる主人公コンビの微笑ましい雰囲気は、一生観ていられる。
⑤ シカゴ7裁判(Netflix配信)
法廷映画の最高峰。これだけ込み入った事実を、よくぞここまで練り上げたなと、脚本に驚くばかり。『ボラット』続編が配信されたサシャ・バロン・コーエンが普通にいいキャラやっててびっくり!
⑥ TENET テネット
初見殺しの難解SF。これを思いついて、実際に映像化した時点でノーラン、あんた狂ってるよ!
⑦ ジュディ 虹の彼方に
「ムラっ気のある天才」の話ですな。ロンドン来てわがまま言って散々グダリながら、ステージに出てきて圧巻の"by myself"がめちゃくちゃカッコいい。歌に人生を乗せる感じがまるで演歌。昭和かよ。いい意味で。不恰好なのがカッコいい。
⑧ アンカット・ダイヤモンド(Netflix配信)
ダメダメ男の人生を賭けた大一番。アダム・サンドラーの出る映画で一番好きかもしれない。全然ハッピーエンドではないけど、なぜかふわふわした最後の浮遊感もいい。
⑨ さよならテレビ
観終わってしばらく考え込んでしまった! 「ドキュメンタリーのドキュメンタリー」。
50年前の時を経た映像という資料的価値もさることながら、今を生きる当事者たちがここまで赤裸々にしゃべってくれていることが、感動的でさらに価値を高めている。今年いろいろあった東出昌大くんが読み上げる的確な脚注もあり、知らない人でも理解しやすい内容に。
■ ラストシーンの演出が最高で賞(2作同時受賞)
佐々木、イン、マイマイン
燃ゆる女の肖像
■ さすが野木亜紀子! 最後までドキドキ・ワクワクだったで賞
罪の声
■ 残念! 劇場でちゃんと観たかったで賞
劇場(劇場公開を待たずアマプラで配信されたことでも話題に)
■ 子役にはひたすらハードだったで賞
異端の鳥
■ 外見はとっつきにくいけど中身はめちゃくちゃ俺好みだったで賞
バクラウ 地図から消された村
■ その男泣きにもらい泣きしたで賞
アンカット・ダイヤモンド(アダム・サンドラー)
■ サントラが最高で賞(1年目のデントナでかかる曲)
フォードvsフェラーリ
■ カムバック賞
ハスラーズ(ジェニファー・ロペス)
■ おぎやはぎ小木さんの声がよく出ていたで賞&この映画の町田啓太は中毒性が高いで賞
前田建設ファンタジー営業部
以上となります。
来年も引き続きよろしくお願いします!