毎年、荒れる成人式が話題なっています。
ところがいま、ヤンキーならぬヤンキー先生が成人式に行き話題になっているのです。
厚木市の成人式に招かれたヤンキー先生こと義家ひろゆき氏。そこで待っていたのは「驚くべき事」だったのです（迫真）。
来賓紹介の折、驚くべき事が起こった。
衆議院議員から順次紹介されたのだが、なんと12月の選挙で小選挙区では落選し、南関東の比例で復活当選した民主党の議員が、式典に参加している義家より先に紹介されたのだ。一瞬、耳を疑った。
自分でいうのもなんだが、地元選出代議士は、自民党・義家ひろゆきである。新成人達は参政権を手にした。その門出を祝う式典でもある。
すでにオマエナニイッテンノ？感MAXですが、気を取り直して引用を続けます。
たかが、紹介の順番、では済まされない、選挙、民意、民主主義を軽んじる、もっといえば、否定する話ではないだろうか。
成人式の主催は教育委員会。
確かに私は今、文部科学大臣政務官として、教育委員会の隠蔽体質や無責任な姿勢と全面的に対峙している。また、教職員組合とも、違法行為を巡って激しく対立してきた。面白くないと思う輩も関係者には多い事だろう。
しかし、それと、これとは、別。式典に私情をはさむなど言語道断である。
卒業式、入学式で、子供そっちのけで日の丸・君が代闘争を展開する先生方の姿と同じ事だ。
チクショーこりゃ教育委員会の陰謀だと電波を飛ばし、順番を気にしているのは自分自身なのに、「それと、これとは、別。式典に私情をはさむなど言語道断である」と受けるあたり、義家選手、相当なブーメランの使い手です。プロの犯行です。
たかが紹介の順番だが、これははっきりとさせねばならない。
成人式は公費（税金）を使い、催される、公的な式典だからである。
きっと、『受付した順番で、紹介する事になっていまして…』みたいな、『らしい』言い訳をする事が予想されるが、
成人により、はじて参政権を手にした彼らの前で、つい一ヶ月前、選挙によって示された民意を無視して、受付順を優先すると言うならば、教育の無責任を公的に認めるようなものだ。どのような回答を頂けるのか、待ちたいと思う。
どのような回答が頂けるのか待っている間に、すでに義家さんによるこの書き込みはFacebookから削除されているのですが。
これについて厚木市の側もミスをみとめたということなので、おそらくこれは「ミス」なのでしょう。現場にいた新成人を含む何千人もの人間の中で、おそらく義家氏以外だれも気づかなかった、というか気にもとめなかった「ミス」であります。
しかし、名前を後で呼ばれたというたったそれだけのことで長々と600文字以上書き連ね、ネチネチネチネチ批判するそのお猪口のように小さい器が、すでにネットで指差されて笑いものになっているようです。
ヤンキー先生、成人式の紹介順でキレる ネットでは「器が小さすぎ」の声 : J-CASTニュース
さらにそれを「民意の否定」との表現で畳み掛け、爆笑を誘っています。
民意の否定ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ成人式のｗｗｗｗ来賓紹介のｗｗｗｗ順番が遅かっただけでｗｗｗｗｗ民意のｗｗｗｗ否定ｗｗｗｗｗｗｗｗみｗｗんｗｗいｗｗのｗｗひｗｗてｗｗいｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ？？ｗｗ？？？？？ｗｗ？ｗｗｗｗｗ
— 中川良二(仮名)さん (@cyberxoz2) 1月 17, 2013この香ばしさ、この香りの種類は前にもかいだことあるぞ、と記憶をたどったわけです。
そして気づいたのですが、この義家氏の言い草と言うのは、某野球選手の契約更改のときにいったという名言、もとい迷言「僕の年俸が上がらないと、後輩たちに夢を与えられない」に、その構造がそっくりなわけです。
大儀という名のトラの威を借りて自分の主張（というかわがまま）を通そうとするこの醜悪な戦略には、よくもまあこうも白々しいことを言えるなあと、ただただ驚嘆するばかりです。
市はこの件について「二度とミスがないようにする」と回答しているそうですが、ほんとにそうです。このような器の小さい人間を二度と成人式に出席させないように、させなくてもいいよう、次回選挙では、今年参政権を手にした新成人の方々ともども、厚木市民のみなさまの奮起を願うばかりであります。
