いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

非モテこそ宿命ととらえるべきなのだ!!


ホンっト、生ゴミならとっくの昔に腐っちゃうぜ!という暑さの毎日なのである。
おまけに夏と言えば恋!恋に無縁の僕からすればどうすればいいんですかという話なのである。当然、はてな界隈でも恋愛話が盛り上がる傾向にある。増田とかもそうだ。


僕も早く恋愛というものを経験したいと思い、日々努力しているのだが、どうにも僕には彼女というものができない。いっこうにできない。笑っちゃうくらいできない。終いには泣きたいぐらいできない・・・。


しかし、まわりの友人を見渡せば、彼女できない問題なんてとっくの昔にクリアーしていて、その彼女との関係で思い悩んでいるとかいうヤツさえいるのである。


ここにおいて、僕の脳内である疑問が沸々と沸いてくるのである。
どうして、僕には彼女できずにあいつにはできるんだ!?
どうして、顔面偏差値ではどっこいどっこいの僕には彼女が出来ずにあいつにはできるんだ!?
金銭的にも、同じ学生の身であって大差ないのになぜ、まわりのあいつにもこいつにも彼女がいて僕にはできないんだ!?


僕にだって彼女はいなくとも女の子の後輩たちがいる。その子たちだって言うのである。


「イマダさんに彼女がいないのはおかしいですよ。絶対できますって〜」


お世辞?いやいや、ちがう!ちがう!それが心からの励ましであるということは、彼女たちのまっすぐで純真な瞳を見れば一目瞭然なわけだ。
ただ、それなら「私でよければ・・・」とか「私ではダメですか・・・?」とかいうセリフがあとに続いてもいいはずなのだが、彼女たちはいつまで経ってもニコニコしているだけなのである・・・。


・・・気を取り直して、世の中には不条理な格差がいっぱいあるという。
この「モテ格差」も、その一つに数えていいだろう。
普通、そういった格差というのは、人が生まれ持ったものではないから、改善されるべきものだと言われる。いわゆる格差是正というやつだ。先天的なものでない限り、他の「格差」はたしかに是正されるべきだろう。


しかし僕は、「モテ格差」に関していえば、あえて宿命と捉えていい、いや捉えるべきだと思うのだ。


断っておくけど僕は別に、「俺たちは先天的に非モテで一生童貞なんですよ」というあの非モテ特有のじめじめした理論を展開したいわけではない。冒頭で言ったように、僕は一般的な非モテよりは恋のために努力しているほうだ。それでも、恋に破れる。そして人並みに傷心する。ほんと死にたいほどに。
そしてあるとき、ふと思ったのである。


「俺は今めちゃめちゃつらいけど、それでも生きてる!!生きてるってことはこの試練は俺の許容範囲ってことだろ!」と。


つらいのはつらい。でも、それを一人っきりで乗り越えたというのも事実なのである。
失恋だけではない。生きていればいろんな苦悩をするわけだが、彼女のいない僕はそれらすべてを「ソロ」で克服してきたわけだ。


そんな僕に対して、恋人がいる人はどうだろう。彼らはつらいことがあったら相談できる相手がいる。つまり、いざとなれば彼らは「ペア」で立ち向かっていけるわけだ。
これは実際に、彼女のいる友人に聞いたことがある。恋人っていうのは相互に「依存」するもんなのだと。それは彼の経験的な感想なのだから、間違いないはないのだろう。彼ら(間違いなく「僕ら」ではない!)は、恋愛をすることによって相互に依存しあっているわけだ。


そうすると逆から捉えれば、依存しなくてもよいほどタフな人は、恋人もいなくていいでしょってことにはならないだろうか。
そんなわけで、僕がどんなに恋人をつくろうとしたってできないのは、僕自身がまだ「強すぎる」からだともいえる。だからこそ、僕にとって恋人とはできないのではなくて、必要ないのである。故にフラれる。


そんなの誰が判断するんだよ!?と笑い飛ばす無かれ。
決まっているではないか。恋愛の神様だよ(あるいはロマンスの神様?)。
おそらく恋愛の神様みたいなのがいて、僕に彼女ができそうになると「お前はまだダメ!」とフラれるように設定しているわけである。なぜかというと、僕にはまだ彼女が必要ない、まだひとりでもやっていけるから。


井上雄彦のマンガ『リアル』には以下のようなセリフがある。半身不随の身体になって絶望にかられるかつての教え子に対して、少年バスケのコーチが言ったセリフだ。

あのマジックジョンソンがHIV感染を発表したとき俺は 『なんであのマジックが』と思った
あれ以来よく考えるんだ 
神様か仏様か何かそれっぽいのがいるとして
その神様は『この人間だったら乗り越えられる』 
そう判断してマジックを選んだんじゃないかって

井上雄彦『リアル』4巻


いいセリフである。
このセリフの童貞バージョンにしてみよう。
そうするとこんなセリフになる

彼女ができないとき俺は 『なんで俺は非モテなんだ』と嘆いた
あれ以来よく考えるんだ 
神様か仏様か何かそれっぽいのがいるとして
その神様は『この人間だったら乗り越えられる』 
そう判断して非モテや童貞のままの人を選んだんじゃないかって


めちゃめちゃいいセリフではないかっ!

非モテとは宿命的に「強すぎる」人種なのである。
モテるやつらのように、精神的に弱くないからこそ、彼女は必要ない。


・・・と、まぁこんな「屁理屈」でもこねないとやっていけない僕という「弱い」人間のである。