いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座、直毛によるブログ。今ここに、ポスト宮根誠司を目指すことを誓います。

「選択」としてのじゃんけん大会

18日に開催されたAKBの選抜メンバーを決めるじゃんけん大会で、松井珠理奈が全試合パーで優勝したことが物議を呼んでいる。

(2ページ目)AKB48じゃんけん大会で松井珠理奈優勝 “7連続パー勝ち”にネットでは「ヤラセ」の声も - Real Sound|リアルサウンド

このことについて、はてなの匿名ダイアリーにAKBまとめの管理人と名乗る人物の文章が投稿された。本当に管理人なのかは知らないが、まぁそれは内容に関係ない。
裏でだれそれがチョキ、だれそれがパーを出せといったいわゆる「八百長」を画策するのはほとんど不可能で、たぶんその線はないとこの人はいう。そうした上で、別の問題を提起する。

問題なのは八百長ではない
八百長ではなくて、メンバーの自意識の問題だ
今回の珠理奈は、秋元がいうような「神様が指を指した」状態にあったのではなく
対戦相手が「珠理奈に勝ってまでセンターになりたくない」と意思表示をしただけなのだ


そこそこ有名なAKBまとめブログ管理人から見たじゃんけん八百長問題

なるほどねと思ったのは、松井が全6試合でパーを出して勝ち上がっており、そして決勝でもおそらくパーを出すだろうと想定されるとき、相手のメンバーにとってそのじゃんけんはもはや「運試し」ではなく、「選択」の問題になるということだ。


チョキを出して松井に勝ち自分よりはるかに多い松井ファンの反感を買いなおかつCD売上という大きなプレッシャーを背負うのか、それともグーを出して負けセンターではないものの今まで浴びたことないような数の注目をあびるのか。
チョキとグーを天秤にかけたとき、負けるとわかってもこぶしを握ってしまうということも、想像に難くない。とくに、選抜メンバー16人入りで御の字というような無名メンバーがそう考えることもありえる。
かつて宇多丸氏のラジオでコンバットREC氏が、人気度が冷酷に示され、メンバーへの精神的負荷が強い総選挙がある一方、運の要素が強いじゃんけん大会があることの効用を語っていた。しかし、このように個々の思惑がこんがらがってくると、「運」だけが作用しているとは言い難いし、結局は総選挙と同じパワーゲームになるのかもしれない。


そんなこんなを知ってか知らずか、運営サイドはこれを「ガチ」だと標榜しつづけている。
しかし、以上の考察をしていくと、それはあたかも「俺たちは下さないが、お前の判断でやる分にはそれはガチになる」といっているようにも聞こえる。
これはきわめて日本人的な、弱い者が泣き寝入りすることで成り立っている「和」の成り立ち方に似ている。かくしてAKBは日本の縮図なのかもしれない。


ただ、「ありえる」という話であって、以上はすべて仮説だ。
たとえ、負けた側を問い詰めたって八百長の「証拠」なんて出てくるわけない。なぜなら、これはおそらくあのときあの場所で負けた側の頭の中だけで起きた認知の問題だからで、真相は藪の中である。