浜松市の高校バレー部の顧問による部員への体罰のもようが公開され、話題になっている。
http://m.youtube.com/watch?v=WlpNLR_IbdQ&desktop_uri=%2Fwatch%3Fv%3DWlpNLR_IbdQ:Movie
これについては学校の対応が早かった。取材に対して体罰と認め、生徒の保護者にも謝罪したという。
浜松日体高バレー部顧問、生徒を13回平手打ち 学校が体罰認める
大阪でのバレー部員の自殺以降、体罰への注目が集まっていることや、もともとこの学校の危機管理能力が高かったということもあるだろうが、やはりこの動画のインパクトがつよかったのではなかろうか。だってこれ、明らかに体罰だもん。
これについて、学校側は体罰は日常的でなかったといっているが、このマシンガンのように繰り出される平手をみるに、それは本当かどうか疑わしい。顧問は気合を入れるためにやったとしているが……このビンタがそんな感じに見えるだろうか。気合を入れるためにビンタしたことないからわからないが。
またこうした動画が撮影され、投稿されている時点で、少なくとも部内に1人はこの光景をよからぬものととらえている人がいたということだろう。まさか、「うちの顧問の名物・闘魂注入マシンガンビンタです!ご覧ください!」という好意的な気持ちで公開したわけじゃないだろう。
とにもかくにも、やはり動画での告発のインパクトの大きさを再確認する一件であった。
桜宮の体罰事件でも、この手の事件では珍しく公判が開かれたが、その決め手となったのはやはり、動画に映された体罰だったという。
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/8040126/
今回も、もし文字情報だけだったならば、きっとまた「当事者」からの「あれは体罰ではない!」といった反論があったかもしれないが、これを見て体罰でないと抗弁するのはすこし難しいだろう。まさに百聞は一見に如かずだ。
日頃、画像の投稿→炎上という流れにはウンザリさせられがちだが、捨てたもんじゃない。