今日発売されたiphone、かなり話題になっている。
機種そのものもだし、表参道店の発売前の行列も。
その最前列のほうで並んでいたある意味「健全」な消費者の青年がインタビュアーに答えた。
「(iphoneについて)こんなにみんな並んでるんですから、きっとすごい反響ですよね」
いやいや、並んでいる君自身が言っても説得力ないから。
なんでも、ヒラリーの借金に助け船を出したそうです。
米大統領選で民主党指名候補となるオバマ上院議員は25日の記者会見で、自らの大口献金者に対し、指名争いを最後まで競ったヒラリー・クリントン上院議員が選挙戦で抱え込んだ借金の肩代わりを依頼したことを明らかにした。
クリントン氏は見返りとして自らの大口献金者を11月の本選に向けオバマ氏に紹介する方針で、激しい予備選で生じた両陣営間の亀裂はひとまず金銭面では“手打ち”の方向に進みそうだ。
米メディアによると、クリントン陣営の負債は総額約2200万ドル(約23億7000万円)に上り、自己資金からの繰り入れが約1200万ドル。残る約1000万ドルがコンサルタント会社や資材・施設業者などへの借金。オバマ氏は「純粋な借金」に当たる約1000万ドルについて、全米の支持者に「強制はしないが、できればお願いする」などと支援を要請した。
でもこれって、よく言う「敵に塩を送る」というような単純なことではない。
そもそもヒラリーの借金がかさんだのは、オバマとの激戦が原因である。選挙っていうのはある意味で消耗戦なのだから、ヒラリー陣営もオバマ陣営も、お互いがお互いに金を使わせあっていたわけだ。
だから今回の助け船は事実上、オバマ陣営が「オバマがヒラリーとの激戦で費やした資金」+「ヒラリーがオバマとの激戦で費やした資金」を払ってあげているということになる。もちろん、その全部ではないだろうけど。
特に今回のヒラリーは、民主党本部から死亡宣告が突きつけられた後も、惨めにも選挙戦を続行した。その死亡宣告後の彼女の「あがき」は結局無駄に終わったわけで、だから単純に言えば「死亡宣告後にヒラリー陣営が選挙戦で費やした経費」のみならず「死亡宣告後にオバマ陣営が選挙戦で費やした経費」だって、本来無駄金だったはず。
ふつうに考えれば、虫が良すぎる話ではある。もちろんこの後の本線を踏まえてのアピールではあるのだろうけれど、人が良すぎるというかなんというか。
オバマ支持者はむかっ腹立たないのだろうか。
立たないんだろうなぁ。そういうアバウトなところが、アメリカ人のいいところ。