いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座、直毛によるブログ。今ここに、ポスト宮根誠司を目指すことを誓います。

【映画評】バレット

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シルベスタ・スタローンが、札付きの悪を演じるアクション映画。タイトルの「バレット」とは、主人公が好むお酒「ダブル・バレット」(日本では「ブレット・バーボン」と表記するらしい)と、ただ単純に主人公たちが頭に銃口を突きつけ合う場面が多いところに由来すると思われる。ちなみに原題は“Bullet to the Head”。

殺し屋のジミー・ボノモ(スタローン)は、ある殺しを請け負ったものの、仕事の直後にクラブで相棒ルイスが何者かに殺害される。復讐に燃えるジミーだったが、一方その頃、ジミーが殺害した男の元相棒という刑事テイラーが街を訪れ、死の真相を追っていた。法の番人とアウトロー、相反する2人だったが、共通の敵を追うために嫌々ながらタッグを組むことに……という筋書き。


警官だから当然だが「法は守れ」というテイラーと「法?そんなもの知らねーよ」というジミー、「情報は検索だ」というテイラーと「わからないことは体に聞け」というジミー、という典型的なバディムビーの様相を呈しているのだが、どうもそのバディ感は口だけだ。
というのも、テイラーが無能すぎて能力のバランスがとれていない。こいつ、基本的に情報の検索しかしてないぞ。ジミーの攻撃力とのトレードオフだと本人はいうのだが、それにしても、自分を殺しにやってきたのが身内のはずの警官だったということについて、ほぼスルーしたのは驚きである。
クライマックスについても、そこまで結構いいノリだったのに、人質と証拠資料の取り引きというありふれた展開で、一気に停滞した感がある。


この映画で何よりも一番目を引いたのは、元フランス外国人部隊という相手の殺し屋キーガンを演じたジェイソン・モモア。躊躇なく発砲するシーンなど、久々に身震いするようなガチもの感が出ていた。

クライマックスでのジミーとのタイマンでも、なかなかの「斧芸」を披露している。正直言うと、還暦のスタローンは彼にリードされて舞っているようにしか見えなかったのが、少し悲しいところ。