いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座、直毛によるブログ。今ここに、ポスト宮根誠司を目指すことを誓います。

【映画評】エアポート'77/バミューダからの脱出

航空パニックものの「エアポート」シリーズ第3弾。今度は大富豪所有のプライベートジェットがハイジャック犯に乗っ取られる。ところが、犯人グループの思惑とは裏腹に、ジェットは事故を起こしてバミューダ海域に墜落する。どこが空港シリーズやねんというツッコミとともに海の藻屑となりかけるが、機長を始めとする乗員乗客たちは、決死のサバイバルに挑むのである…。

航空パニックものとはいうが、なによりもぼくがショックに陥ったのは、ジェームズ・スチュワートの晩年の姿である。前の記事のジェニファー・ロペスへの言及とネタがかぶるようで申し訳ないが、なんだあのヨボヨボの姿は。ヒッチコックの映画とかでみたハンサムな面影はどこもない。それがまず何よりもショックを残す。

ショックといえば、もう一つトラウマ的な展開がある。ある乗客が、誰かがやらなければ全員死ぬとのミッションを買って出るのである。そこで、その妻が引き止めるのだが、それでもその男はやると言って聞かない。

で、結局この男は失敗して死ぬのだが、そのあとの展開が、わりと生々しい。そういう見せ方か、みたいな。そのほか、人があっさり死ぬ当たりは、変に感傷的にならず、もったいぶらないあたりは、昭和の映画っぽい。そういう死の即断性というか、(生との)断絶性みたいなのは、平成からこっち以降の洋画や邦画には薄れてしまってはいないだろうか? みんな涙しながら逝っちまう。