いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

【映画評】スペースバンパイア

ハレー彗星を観測するためにイギリスが打ち上げたスペースシャトルチャーチル号が、地球へ帰還する軌道から外れた。異常と見た調査隊がチャーチル号に訪れたところ、乗組員のほとんどは死に絶え、船内からは人体と思われる3体の裸が入った透明な棺のようなものが見つかった。調査隊はそれを地球に持ち帰り、調査しようとするのだが…。

カルト映画といって差し支えないだろう、80年代のSF(ちなみにぼくと同い年だ)。TSUTAYAでどうしても借りる勇気が出ず、今回某テレビ東京の某午後のロードショーなる番組で放送されるというので、録画して鑑賞した。

で、実際に見たのだが、まずインパクトがあるのは、映画史的に、というかテレ東史というか、やっぱりやってくれるぜというか、平日の真っ昼間からおっぱいドーンである。

(こちら、一応隠したが、彼女のB地区がデカいように見えるならそれは錯覚で、ぼくの画像加工能力が低いだけだ)

彼女がこの映画のラスボスでありバンパイアを演じたマチルダ・メイだ。現在50歳というのだから、当時はおそらく19歳から20歳そこらで、惜しげも無くこの美しくボリューミーな裸体を見せてくれている。ごちそうさまです。
で、ふと思ったのが、このエロいエイリアンという系譜はこのあと『スピーシーズ』に受け継がれるのだが、あちらはちょっと粘膜系であって、どちらかというと『エイリアン』の系譜も受け継いでいる。

閑話休題
開始十数分で早速脱いでくれたこのメイちゃん(ネエちゃんではない)なのだが、これ以降コンスタントに脱いでくれるのかというと実はそうではない。中盤はゾンビ要素が混じって、オッサン同士があっち行ったりこっち行ったりする内容で、わりとどうでもいい地味な内容である。
ゼイリブ』のように爆笑できるような極端さもない。マチルダ・メイにしろ、裸でなくても出てくりゃいいのに、途中で別の女に入れ替わるなど、鑑賞者からすればたいして旨みのない展開が続く、

ただ、メイちゃんの裸体とともに、めちゃくちゃな要素は最後になって現れる。妙齢の男女がくんずほずれつしながら宇宙にぶっ飛んでいくなんて、そんな終わり方、普通の映画ならしないだろう。

並みの映画なら、あそこで美しいバンパイアが剣を刺され「ゴボボボボボボボボ」とかなんだか言って醜く溶けていくのだが、そうはならなかったのは評価したいところだ。