いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

欠点がないのにモテない人に足りない能力とは

夏真っ盛りの午後ですが、みなさんいかがお過ごしですか?
突然ですが、欠点がないのにモテない(かといって突出してモテる要素があるわけではない)という人が世の中にはけっこういるわけで、周囲の人間は首を傾げながら「なんできみに恋人できないんだろねー」と素朴な疑問でそういう人のハートをブスブス突き刺してくるのであります。


あとちょっと、もしかしたらモテるかもしれないという人には、足りない能力があるのです。
それは関係破壊力です。
恋愛に「破壊」だなんて、なんと物騒なと思われるかもしれませんが、多くの恋愛は破壊の上になりたっているのは、あまり知られておりません。

でも考えてみてください。学校で、職場で、普段から接しているうちにいいなぁと思える人ができたとする。さあここでどうすればいいかというと、それは破壊なのです。何を破壊するかというえば、それまであなたが相手との間で築いていってしまった「予定調和の関係」の破壊なのです。この「友達モード」から「恋人モード」に移る為には、ある種の「KY」が必要で、それは破壊とさえ呼べるのであります。


しかし、この能力は誰もがもっているわけではない。破壊力が乏しい人たちのためにあるのが、合コンなんじゃないかとぼくは思うのです。
よく、合コンにいったことない人は「最初から恋人を作る前提で男女が出会う空間」というのに、どうしても抵抗感を持つようです。しかし裏を返せば、合コンに参戦する人たちは最初に「予定調和の関係」ができあがってからそれを破壊するのが苦手だったり、おっくうだと思っていたりして、合コンにいっているのかもしれない。合コンという出会いには、関係破壊をスキップする機能があるのです。
逆に、ナンパ師という人たちがいますが、彼らの関係破壊力はというと、これが凄まじいです。なにしろ、「見ず知らずの他人同士」というところから強引に関係を構築してしまうわけですから。その即物的な行動に呆れながらも、同時に凄まじい行動力だと感嘆してしまうところがあります。


さて、そんなわけで、フツーの見た目のフツーの男女が恋愛にこぎ着けるためには、どちらかがこの関係破壊力を持ってないとならないわけです。しかも、関係はできるだけ早く壊さなければなりません。物事にはよい頃合いというのがありまして、前にも書いたかもですが、破壊できないで時間が経てば立つほど、「予定調和の関係」は硬化していき、より強い破壊力が必要になってくる。
「予定調和の関係」の最終形態がなにかというと、それは相手にとって「ミッキーマウス」「ミニーマウス」になってしまうということです。ディズニーリゾートでミッキーに会ったゲストの女の子たちはさぞ喜ぶでしょうが、ふと下と見てミッキーの下半身が真上に起立していたら、恐怖で悲鳴をあげて失神するでしょう。つまり、ミッキーは「キャラクターとして好き」だけど、「男として好き」なわけじゃないのです。こうなったら手遅れかもしれません。


ということでご紹介してきた関係破壊力ですが、じゃあ結局それはどうすれば手に入れれるのかという話なのですが、、、あいにくこれに有効な手だては今のところありません。「根性なしが!!!」とはっぱかけることは可能ですが、それでなんとかなるのだったら今までにもなんとかなっていたろうし……。アルコールの力に頼るという手段もありますが、これも諸刃の剣です。「酔った勢いでしか言い寄れないのか」と相手に見透かされ、かえって評判を落としてしまうかもしれません。


とりあえず今日は、欠点がない(と思っている)のにモテない人の弱点は関係破壊力がないこと、そのことだけを覚えて帰ってください。