いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

オレの2012年シネマランキング

今年は187本の映画を観ました。そのうち56本を劇場での鑑賞し、さらにその中で日本初公開の作品にしぼると53本。
2012年の最後をかざる今日は、その53作品で独断と偏見と好みによる年間ランキングを作ってみました。
カウントダウン方式で53位から。順位とともに一言コメント付き。


では早速、いってみましょ!!!





















第53位 ブラック&ホワイト
今をときめくトム・ハーディにとって黒歴史になること確実な一作。アクションコメディのわりに笑える箇所がすくないし、設定もぜんぜん生かしきれてないし、撮りかたもクソい。そしてなにより、BBAをイケメン二人が取り合うという話にムリがある。あと、なんだこの邦題?



第52位 キリング・フィールズ 失踪地帯
結局何がやりたかったのかよくわからない。クロエ・モレッツの無駄遣い。体感ではワーストでもおかしくないが、ワーストに慣れないほど、地味でクソという話も。ちなみに、カンボジアの大量虐殺とはいっさい関係ない。



第51位 タイム
イデアはおもしろく、しかも普遍的な風刺になっているにもかかわらず、掘り下げ方がひどいしあの解決の仕方はない。



第50位  崖っぷちの男
『フォーンブース』的なアイデア一発勝負もの。ただこれは、ダマされる相手が死ぬほどバカじゃないとひっかからないほどの稚拙なアイデア。ひさしぶりに観たエド・ハリスが死ぬほど老けてて悲しかった。



第49位 ヘルプ 心がつなぐストーリー
公民権運動時代にあった実話を元にしている。イイハナシダナーと思うことにはやぶさかではないが、いかんせん予告でわかる情報から本編が1ミリたりともはみださなかったという……



第48位 ソウル・サーファー
これもイイハナシダナー系実話もの。ただ、あれだけの挫折を味わった主人公の立ち直りが早すぎ!実話と鑑みてもそこがちょっとなぁ。。。



第47位  マリリン 7日間の恋
ミシェル・ウイリアムス目当てでいって、ミシェル・ウイリアムスを観て帰ってきました。悪くはないけど、よくもないかなー。



第46位 るろうに剣心
当ブログ記事参照のこと。



第45位 ハングリー・ラビット
当ブログ記事参照のこと。



第44位 ダーク・シャドウ
おなじみのティム・バートン×ジョニー・デップが今回は不発。なぜこれをリメイクしようと思ったのか、よくわからんかった。クロエ・モレッツかわいかったけど、最後のアレは唐突すぎ。



第43位 鍵泥棒のメソッド
当ブログ記事参照のこと。



第42位 プロメテウス
当ブログ記事参照のこと。



第41位 バトルシップ
誰もがコケると思い、誰もが半笑いで劇場にかけつけたら、意外とちゃんとしてた(でもこの順位)。ただ、ピンクパンサーが流れてきたときは耳を疑った。



第40位 サニー 永遠の仲間たち
めちゃくちゃ評判がよかったのだが、期待しすぎたか……。音楽の使い方が、観てるこちらが赤面したくなるほどベッタベタ。これは個人的な問題だが、どうも韓国の、特にコメディのノリが未だによくわからない。いちびってるだけやんか。



第39位  メランコリア
厳粛なクラシックと幻想的な映像ですごく難解そうにみえるんだけど、ウィキペディアを読めば、これが監督のささいな経験をもとにしているのがわかる。キルティン・ダンストのメンヘラ演技は一見の価値あり。



第38位 黄金を抱いて翔べ
当ブログ記事参照のこと。



第37位 人生の特等席
当ブログ記事参照のこと。



第36位 ロボット(不完全版?)
当ブログ記事参照のこと。
※これとは別に完全版の評価は高いので、そちらもいずれ観てみたい。



第35位  ジェーン・エア
当ブログ記事参照のこと。



第34位 フライペーパー! 史上最低の銀行強盗
ハングオーバー』のスタッフが作ったのがよくわかる映画。面白いけれど、やや緊迫感にかけるかなー。



第33位 キラー・エリート
ジェイソン・ステイサム兄ぃとクライブ・オーウェン兄ぃの濃厚なからみを観ることができてぼくはもう満足でした。全然関係ないが、これ観ているとき大きな地震があった@横浜ブルク13



第32位 メン・イン・ブラック3
当ブログ記事参照のこと。



第31位 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
意味のわからない設定や展開は多いけど、話の骨格だけ取り出せば、禁忌、誘惑、葛藤、決断、後悔→つづく、という物語としての普遍的な構造をしていておもしろいと思った、と冷静に分析しているおれはやっぱりエヴァにそんなに思い入れがないんだなーと実感。



第30位 DOCUMENTARY of AKB48
Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
アイドルという商業的存在を撮る映画に必然的に課せられた制約と、どうせプロモーションだろ?という一般人(=おれ)のうがった見方を見事に覆された。これを観たAKBガチヲタの感想を聞いてみたい。



第29位 ダークナイト ライジング
今年もっとも期待を裏切られた一作。奈落っていう設定がもうね。ただ、もはやメインテーマ聴かされただけでテンションあがるところまで調教されておりまして。。。前作で「好き」になってしまった分、どうしても20位台に収めたかった。。。。



第28位 ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
当ブログ記事参照のこと。



第27位 NINIFUNI
これはももクロの映画でありももクロの映画ではない。日本のフィルムメーカーは、まだまだ郊外やロードサイドで何かを発掘してきそうだ。



第26位 ヒミズ
当ブログ記事参照のこと。



第25位 最強のふたり
当ブログ記事参照のこと。



第24位 J・エドガー
こちらのブログ記事参照のこと。



第23位 ドラゴン・タトゥーの女
ビデオクリップみたいなオープニングテーマで早くもやられた。推理ものとしてはわりと普通なのだけれど、このデヴィット・フィンチャーの暗い世界観って好きなんだよなー。モザイクをかける決定を下した日本の担当者を、監督はブン殴っていいと思う。



第22位 ホビット 思いがけない冒険
当ブログ記事参照のこと。



第21位 悪の教典
当ブログ記事参照のこと。





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ここからBEST20
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第20位 ザ・レイド

話としては単純なんだけど、インドネシアの体術「プンチャックシラット」がとにかくすごい。いや、シラットを見たことないからどこがシラットなのかわからないとこもあるんだけど、「今まで見たことないアクション」であることは間違いない。



第19位 おおかみこどもの雨と雪

当ブログ記事参照のこと。



第18位 アウトレイジ ビヨンド

当ブログ記事参照のこと。



第17位 ミッドナイト・イン・パリ

当ブログ記事参照のこと。


第16位 レ・ミゼラブル

古典的名作ミュージカルの映画化。この出来に文句をつける人はいないんじゃないだろうか。すごい。アンハサウェイの長回しでの熱唱は見事。取り立てて歌が巧いとは思わなかったけど、体の芯を振るわせるように歌うあの姿は、この映画のみならず、映画史に残るシーンではないか?



第15位 宇宙人ポール

SF好きのSF好きによるSF好きのための映画。ポールが宇宙船に乗って去っていくのを見上げながら見送る場面。あらゆる映画で観た気がするけれど、あそここそセンス オブ ワンダーがあるんだよ!



第14位 ファミリー・ツリー

サイドウェイ』のアレクサンダー・ペインによる家族もの。昏睡状態の妻が不倫していたことを知らされた夫のジョージ・クルーニーがいいんだよ。つっかけでワタワタ隣家へ向かうところなんか、ほんとダサい。ダサくてそして、かっこいいんだわな。抑え気味の演出もいい。これ、日本で撮られてたらクロスオーバーでうっすら妻が出てきたりしそう。最悪です。



第13位 007 スカイフォール

当ブログ記事参照のこと。



第12位 裏切りのサーカス

当ブログ記事参照のこと。



第11位 アベンジャーズ

ヒーローのオールスター戦。本来は確実に地雷案件なのに、それをここまでまとめた監督の手腕は見事。どのヒーローも空気になってないのもすごい。ただ、やっぱり最終的にはアイアンマンとハルクが持ってっちゃっているけどなー。



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ここからBEST10
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第10位 シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム

前作の大成功を受けてか、あの独特なフラッシュバックが満載で、前作以上にガイ・リッチー節が炸裂。モリアーティとの最終対決での手の読み合いなんて、完全に観客を笑わせにいってるとしか。アスリートみたいにスーパースローでとらえられるホームズ。好き。



第9位 アメイジングスパイダーマン

トビー・マグワイアのピーター・パーカーもいいけど、アンドリューくんの手足の長い様はまさにクモ男にぴったり。ストーリーももヒーロー誕生譚の王道をいっててよい。



第8位 ヤング≒アダルト

クソ女きたああああああ。もう観ながらニヤニヤしっぱなしだった。おもしろすぎる。日本でも今年『ここは退屈迎えにきて』があったけど、むこうにもそういう中心に対する周縁に生まれた自意識というのはあるんだろうか。この女、日本人だったら確実に発言小町に書き込んでそう。そんで、さも常識でしょみたいに非常識なこと書いてめちゃくちゃ炎上してそうw



第7位 アイアン・スカイ

当ブログ記事参照のこと。



第6位 アルゴ

当ブログ記事参照のこと。



第5位 スーパー・チューズデー 正義を売った日

当ブログ記事参照のこと。



第4位 桐島、部活やめるってよ

本年度最高の学園映画にして、最高のゾンビ映画にして、敗者たちへの福音。1位にしなかったのは、オレがしなくても誰かが1位にしてるだろうから(つか、もう10位圏内の順位は決めれないっス……)。学園のリア充王桐島を頂点にできあがっていた秩序が、彼の不在によりもろくも崩れ始め、潜在していた人間関係のひずみをあらわになっていく。ここでか書ききれないが、とにかく、あの「襲撃」のシーンは鳥肌立った!(〓田延彦風に)





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いよいよ残すはBEST3だけ
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第3位 ペントハウス

負け組たちが一攫千金の大逆転を狙って仕掛けるリベンジ戦を描いたクライムコメディ。
まず、昔のクライムムービーを彷彿とさせる音楽がいい!!それに、ベン・スティラーエディ・マーフィの夢の競演でアガらないわけがない。さらに、高層ビルでアレがぶら下がってブラブラするところなど手に汗にぎる。冷静に見返してみると粗はあるけれど、それでも「好き」なので第3位。



第2位 ドライヴ

今年は日本がニコラス・ウィンディング・レフン監督を「発見」した年として記録されるんじゃないだろうか。
とにかく「感染力」の高い映画。これを観た直後の数週間は、ドライバー(この映画で彼の名前は明かされない)に感染してオレもちょっと寡黙になっていた、はず。
息子を抱いて歩く彼の背中をアイリーンが幸せそうに追いかけるあの無上の幸せ描写から、人体が飛び散る陰惨な暴力の世界にまで、観客は急転直下で叩き付けられる。そして、これも音楽がいいんだわなぁ。。。



そして、栄えある第一位は……
押して↓

































































































第1位 おとなのけんか

ポランスキー師匠きたああああああああああ。
名優たちが繰り広げる怒濤の80分。子ども同士のトラブルに親同士が出てきて、穏便に解決させようと思いきや、事態はあれよあれよとよからぬ方向に傾いていく……という密室劇(やや玄関の外に出るけど)。
男たちの絶叫と、女たちの嗚咽と、なりやまぬスマホと止めどなく溢れるゲロ。ケイト・ウィスレットもジョディ・フォスターも旧ランダ大佐もちり毛も、みんないい。愛すべきバカをやってる。
そして終わり方もすっごくスマートで、オレ好み。さらに、作品の意図を汲み取ってナイスアシストをしている邦題もいい。サイコー!
オレが好きなんだから1位なんだっつーの!とりあえずTSUTAYAで借りて観ろっつーの!そんで年越しをケイト・ウィスレットのリバースで迎えとけっつーの!



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や、やっと終わった。こんなに大変だったとは。。。
以上です。あの映画があの順位とは何事だというお叱りもありましょうが、あくまでもこれはぼくの「体感」なので、あしからず。
おいおい、アレがランクインしてねーじゃないかという話がありますが、これはすいません。とくに、SR3を劇場で観なかったのは一生の不覚。その他取りこぼしもありましたが、新旧かぎらず来年はもっと観たいな。


来年の展望ですが、新年早々にブルース・ウィルスのダイハードとルーパーが公開されます。特に後者は、予告編でめちゃめちゃ気になっているのでぜひ観たい。それからアイアンマン3もあります。どういう終わり方を迎えるのか。


というわけで、今年一年ありがとうございました。
来年も本ブログをよろしくおねがいします。
それではみなさん、よいお年を!!!







※このブログは書評ブログである。