いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

倒錯委員長「買い忘れ」に助けられる


ながーいブログを書いて研究室を書いた俺は昨日の深夜、自宅近くのコンビニに寄った。入る前にチラッとのぞくと、さすが深夜2時を回っているだけに店内はレジの店員二人だけ。いつものちーまー風のふたり。なにか談笑をしている。

店内に入った瞬間その会話がとまってしまったのに、なぜだかこちらが申し訳ない気になってしまい、「いらっしゃいませ」を背中に浴びながらそそくさと後ろの弁当コーナーへ。とにかく腹が減った。フリーザーの中の品物をいろいろ選んでみたが、やっぱり行き着くところはいつものペペロンチーノ。それを持って早速レジへ。


「暖めますか?」の問いにいつもは首を横に振る俺は、なぜだか縦にふった。値段を告げられ財布を開けるとそこにはちょうど、そこには値段の2桁までとちょうど同じ額の小銭、あとは千円を出せばきれいなおつりが帰ってくる。この間の店員と俺の動作、数秒ほどだろうか。

ふっとぺペロンの入れられた電子レンジのカウンターを見ると、「29」。
あ、もうできると思ったらちがうのである。そこからカウントダウンするのだ。


つまりあと30秒もかかるのだ。


やっちまった!
こんなに早く会計するんじゃなかった!もっともったいぶって札を出せばよかった!
案の定、間がもたないのである。店員二人と俺の、無言の空間。俺とはおそらく価値観もものの見方も何から何まで違う二人の異世界人との、重苦しい沈黙。店内ではラジオと電子レンジの「んーーーーーー」という低いうねりだけが流れる。

俺、仏頂面だが内心ではキョドリまくり。

おまけにこういう「流れてくれ!」という時間に限って、やたらと流れるのが遅い。途方もなく長く感じる。もうたっただろとカウンターをちら見すると、19が18になったところ。

(まだまだじゃねぇかっ!?)

針のむしろとはまさしくこのことだと痛感しながらすぎた30秒。

これほど店員の「お待たせしました」の言葉に、「待たされたよ…」と深く思いながら受け取ったこともないだろう。逃げるように店を後にした。



しかし自宅に帰る途中、俺はある「買い忘れ」をしたのに気づき、その直後に背中に冷たいものが走った気がした。

あっぶねー!!
俺が買おうとして買い忘れていたもの。それは私的ミサイル防衛システムと呼べようか、もしや日本の少子化の原因の一端を担っているのではないかというアレ。いや、でもその「たった0・05ミリ合成ゴムの隔たり」(@桜井和寿)がなければ「緊急事態」が発動したときの俺が困る!というアレを、買うつもりだったのである。

想像していただきたい。アレと弁当を一緒に買って、同じように30秒待たされるシチュエーションに巻き込まれた光景を。


イタすぎる。


想像だけで、サブいぼが立つ。ネタの要素てんこ盛りではないか。俺がいなくなった後、絶対的にやつらはいじり倒して、俺のことを「ゴムの人」とかなんとかあだ名をつけるに違いない。
そんなこと、向こうももう大人なんだからするわけないって?


いや、俺が店員側だったら絶対にする!

俺をそんな珍事で、自宅から2分のところにあるコンビニの利便性を失わずにすんだわけだ。買い忘れはよくするほうだし、いつもは自分でしておいて腹を立てるものだが、今日ほど買い忘れに感謝をした日もない。


この失敗から得た教訓。
どんなにめんどくさくても、何かの不足の事態に備えて、


アレは単独で買うようにしましょう!!!!