「怖い人」が怖い理由 - 倒錯委員長の活動日誌に言及してくれているこちら。
メタコミュニケーションを試みるに適切な親密度ではないところへメタコミュニケーションを持ち込む感覚が怖いというはなしになるのかな
clipping affair
まさにそういうことです。前段の記事では、「怖さの理由を明かすぜ」とぶち上げておきながらも、メタコミュニケーションの長ったらしい説明を書いたことに満足してしまい、肝心のそれがどう怖さとつながってくるのか、というところがあやふやになってしまった観がある。いやはや、言わんとしたことをくみ取っていただいてありがたや。
ちなみに、つき合う時の告白と同じように、別れる間際に女が発するというあれ、「あたしたち、もうダメなのかなぁ」というつぶやきも、メタコミュニケーションの一種。男と女は、メタコミュニケーションで始まり、メタコミュニケーションで終わる*1。男の中には、別れたくともきっちりとした別れ話をせず、女の子の前からフェードアウトのように消えていく手段をとるという情けないヤツがいるらしいが、おそらくあれはメタコミュニケーションの遭遇することが怖いからである。わからんでもない。
年をとっていくほど、男女の仲になるのに告白とかいう「言明」がなくなるというのも、このメタコミュニケーションによって関係をかっちりと規定されることが、（特に男の側からしたら）不都合だからだろう。
*1:そういうことについて、まだ若かりしことの僕がちょっとちがった観点から言及している不気味な文章がこちら恋人たちが飼っている生き物を僕も飼いたい。 - 倒錯委員長の活動日誌
