いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

正直言ってくやしい

http://www.daily.co.jp/gossip/2008/08/08/0001312338.shtml
4月に鳴り物入りでゴールデンに進出したテレビ朝日・ABC系バラエティー「くりぃむナントカ」(水曜 後7・00)が9月で終了することが7日、分かった。

 「くりぃむ-」は2004年10月に、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの初冠番組として深夜にスタートし、深夜にもかかわらず常に12%前後の高視聴率を記録した。しかし、ゴールデン進出後は、「クイズ!ヘキサゴン2」「笑ってコラえて!」など裏番組が強力だったこともあり、視聴率は低迷。今月6日の放送は4・8%で、4カ月という異例の短さで終了という結果になった。


タイトルどおり、正直言ってくやしい。ゴールデン進出が決まったときから、やはりマシューの前例があるし嫌な予感はしていたが、それでも深夜時代を視ているものとして、「ゴールデンで炸裂してこい!」と、景気よく送り出すような心持ちだったのだが・・・。ここまで、早いとは。


実はゴールデンになってから、僕自身あんまり視れてなかった。僕みたいな人は結構多いと思う。やはり7時台は早すぎたんじゃないか?


この番組ってのは、誰がボケ誰がツッコミってよりもまず、「番組はボケ」。番組自体が、本来仕切りの上田ではなく、「全面的に有田より」であるという大胆な設定を貫き通したところにおもしろさがあったと思う。番組側はすべてボケ倒すわけだ。その証拠に、有田のあの「テキトーテイスト」のボケと一番水があっていたのが、ナントカではなかっただろうか(思えばこの「くりーむナントカ」っていうタイトルのボケのニュアンスもいかにも有田っぽい)。


そのスタイルが斬新でよかったのだけれど、やはり7時台は無理だったのね。


こういうことが、起きるたびにいつも思うのだけれども、やっぱり7時台と11位時代以降では、テレビの前に座っている人種がまったく異なっているんだな。もちろんそこにはジェネレーションギャップも介在するんだけど。


11時台以降にテレビを視る人が寛容であるのに対して、7時台にテレビを視る人は基本的に保守的。
11時台以降にテレビを視る人がテレビにラディカルなものを求めているのに対して、7時台にテレビを視る人は「安心」を求める。


だから、どこかで見たことがあるような村落を永遠とロードムービーするようなの番組や、知識の乏しい人間がクイズに答えられない様を永遠と撮し続ける番組の持つ「安心」を、彼らは繰り返し視ることができるのだろう。東浩紀のいう「動物化」ってのは、オタクと一緒にこういう人達も入れていいのかも知れない。