いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

大学院

コミュニケーションの必要性の無さに耐えられない人たち

前から思っていたのだが、新入生あるいは新入社員にとっては、GWというのはむしろないほうがいいのではないだろうか。5月あたまぐらいは、ちょうど新しい生活環境で、新しい生活習慣の型ができはじめる頃だ。そこでいきなり一週間を超える連休をもらい、大学…

言説についての覚え書き

先日言説を通して腐女子についていっちょまえなことを書いたのだが、思ったほど、というか全然全くうんともすんとも、腐女子(と自負されている方々)から反応がない。僕としては、これが腐女子問題(そんな問題があったとすればの話だが)の最終解決だろう…

女は腐女子に生まれるのではない。腐女子になるのだ。

なぜ、腐女子は男尊女卑なのか? ―オタクの恋愛とセックス事情 (アフタヌーン新書 003)作者: fujyoshi syndicate(腐女子シンジケート)出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/09メディア: 新書購入: 2人 クリック: 97回この商品を含むブログ (24件) を見るこ…

ネットのおかげで学術研究がますます過酷になっていく

http://d.hatena.ne.jp/kosyu/20090413/p1のエントリーからたどり着いたこの動画。 学術研究というのはフーコーが『性の歴史』等で喝破したとおり、対象に関する記述を包括的、網羅的に列挙していくという知/権力の営みである。厳密さを突き詰めていくと、…

授業に出ないヤツはずるいのか、もったいないのか

id:m-birdさんの興味深い記事 大学で出席しないのは「ずるい」? - FreeBSDいちゃらぶ日記 その講義の中でとある学生が主張したのは「出席を取らないのはずるい。講義に出てこない人でも出てきている人でも、同じ成績が貰えるのはおかしい」ということでした…

予備校アートの正体

大学院のある授業の最終回で面白い話を聞いた。その日の内容は、ある学生の発表を聴きながら、日本の現代アーティストの作品(主に絵画)をスライドショーで見るという形式のものだった。 その時である、一緒に発表を聞いていたある院の先輩の女性が、スライ…

感情移入または同一化についての覚え書き

感情移入とか同一化というものがある。よく映画やテレビドラマやマンガなどで、ある登場人物の心情などに、観客や視聴者、読者が「感情移入した」、「同一化した」というあれである。基本的に同じような意味で使われるこの感情移入と同一化なのだけれども、…

貧乏覚悟もできていない人文系院生

僕はまだ、博士でなく修士ではあるが、固唾をのんで読んでしまった。「博士に行ったら就職難」どころか「大学進学=貧乏覚悟」の芸術系 - Ohnoblog 2 別に不幸自慢で張り合うつもりはないんだけども、人文系大学院生の僕も、芸術系の大学生に負けず劣らずヤ…

うちの図書館ひどい

前にも書いたがうちの大学の図書館は酷い。 資本論は入ってなかったり、フーコーの『言葉と物』が入っていなかったり(ちなみにこちらは以前あったのが、どうやら借りパクされたみたい)。もうひとつあった。続編のほうがあって前編がないとか、マニアックな…

汝は就職することを見下しているか?

前期ゼミの打ち上げ。三回生、四回生と院生が一堂に会し、ざっと20名あまりの、これまでにない大所帯での飲み会。一次会、二次会と無難に過ぎたが、教官のご自宅にお邪魔しての三次会で四年生のある後輩君がスパークした。スパークというのは、僕の中では「…

初めて教壇に立って、人にものを教えた。初めて講師という立場に立った。少子化が進む現代、そもそも人に教えを請うという人自体が少なくなっていくのだろうから、そんな機会を誰もが得られるものではない。貴重は機会だったし、本当に「奇妙な」機会だった。…