今日こういうツイートを見た。
「モテる男性は下心を小出しにするので3回目のデートで告白しても驚かれずスムーズに付き合える」
「誠実な男性は下心をひた隠しにするので、ずっと友達友達…→実は好き!の流れで相手を驚かせ、伝家の宝刀『友達だと思ってたのに』で振られる」
このブログの古参読者なら「ああ、ダーイマの言っていたアレだな」とわかってもらえるだろう。
ブロガーのトイアンナの著書からの引用なのだそうだが、拙ブログで言うところの「おっきした■ッキーマウスが迫ってきたらさすがに怖いだろ理論」とほぼ同じである。
みんなの人気者ミ■キーであっても、あなた個人に猛々しい性欲を向けてきたら怖いだろう。そういうことだ。「楽しい人気者」ポジションに一度固定されてしまうと、いざ個人にアプローチをすると気持ち悪がられてしまうものだ。
このブログは、そのように人気者なのにフラれておったったまま呆然と立ち尽くす哀れなミッ■ーマウスを一匹でも減らしたいという気持ちで立ち上げたのである。大嘘である。
理想はルパン、だけど危険すぎる
理想としては、不二子に対するルパンポジションが望ましい。下心ありますよとアピールにアピールを重ねてガッチリとポジションを固めてから、いざ心というとんでもないものを盗んでいきたいところである。
ただ、ルパンポジはかぎりなくリスクを伴う作戦だ。先のツイートのなかでも「下心を小出し」と出てきたが、なかなか難しい世の中になってきた。例のセクのハラというやつである。嫌われたら人生すら奪われかねない。
「下心を小出し」派と「下心をひた隠し」派の2タイプについては、前者と後者の「すみわけ」というよりもむしろ、前者がセクハラで訴えられて痛い目にあったか、前者で痛い目にあった人を見た結果、後者のタイプが生まれてきた可能性がある。
「ひた隠し」派の間違った発想
じゃあどうすりゃいいのよ、と、今まさにおったったまま呆然と立ち尽くすマウス諸君に問われたなら、ぼくならどう答えるか。
「下心」はここまで書いてきたようにリスキーだ。では、「『好意』の(行為の、では断じてない)小出し」というのはありではないか。「好意」までなら、なんとかお許し願えないものだろうか。
「好意」を小出しにするのには副産物もある。「相手が自分を好きになってくれる可能性」が高まるのだ。
「ひた隠し」派、おったったマウス派にありがちなのが、「自分のことを相手が好きでないなら即ゲームオーバー」という間違った発想である。
大体、会った瞬間にお前のことを好きでいるやつなんて100人に何人いるのだろう。「好きでないなら好きになるように仕向けろよ」というのが拙ブログの方針である。
自分に置き換えてみてほしい。特に気にも留めなかった異性に「好き」と言われたら、好きにならないまでもちょっと気になってくるだろう。もしかしたら、そこから「好きになる」パターンもあるかもしれないではないか。
「ひた隠し」派の間違った発想2
また、「ひた隠し」派おったったマウス派が陥りやすいのは、「3回デートに行きゃつきあえる」という、「成果報酬マインド」である。3回でゲージがたまるぞ、みたいな発想。
よくあるマニュアルに「3回目で告れ」みたいなのご出回っているが、そんなのに習って3回目と決めてかかっているなら相手に失礼だし、どうしてもデートが形式的になってしまう。
そんな「ひた隠し」派やマウス派にいいたいのは、常に「経過観察しろ」ということだ。相手が自分のことをどう思っているか。相手の中での自分の存在の位置を常に経過観察すべきであり、その結果、デートは1回いいだろうし、3回以上かかるかもしれない。とにもかくにも、相手はゲームでなく、自分と同じ血の通った人間であるのを認識すればいいのである。
「好意」って何? どうやったら伝わるの?
じゃあ「好意」ってどうやって示せばいいんですか、というかそもそも「好意」って何? という当然の質問だが、こればっかりはわからん。
好意を示すあなたのキャラクターにもよるだろうし、相手との現在の関係性にもよる。変数が多すぎるので、具体的にこうやってこうすれば好意は伝わる、とは断定できない。
一緒にいるだけで相手に好意が伝わる人もいれば、いちいち言葉にしないと伝わらない人もいるだろう。悲しいことだが、人間平等に生まれてきたわけでないのだらから仕方がない。
ただ一つ言えるのは、「好意」を伝えるとは「わたしはあなたといることで全部忘れてハッピーです」ということ、「あなたといると嫌なこと全部忘れらわれるし、一緒にいるだけで最高なんですいやマジで」を伝えることに他ならない。
そしてそれは何を隠そう、あなた自身が相手とのデートを最高に楽しむことである。もちろん、相手のリアクションにも配慮しながら、ではあるが。
今日のところは以上である。マウスたちの幸運を祈る。