いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座、直毛によるブログ。今ここに、ポスト宮根誠司を目指すことを誓います。

【映画評】エアポート'80

航空パニックものの「エアポート」シリーズの第4弾で、フランスの超音速旅客機コンコルドが舞台です。アラン・ドロンがめちゃくちゃカッコいい、女泣かせの機長さんを演じています。CAとすぐ関係をもってしまうパイロットというイメージは、いまも昔も同じなのですね。

武器の密輸をかぎつけられた軍事企業の社長が、証拠をにぎった恋人の美女キャスターを殺すため、コンコルドごと墜落させようとします。根幹にそのストーリーをおきながら、他の乗客乗員のサブストーリーを配置するのは、前作同様です。

ストーリーに無理がある。発端となる動機が、万引きがバレないように人を殺すかのような本末転倒な話です。しかもそのために使うのが自社が売り出し中の兵器というのです。たとえコンコルドを墜落させて証拠を隠滅できたとしても、そのほか大多数の乗員乗客が犠牲が出た時点で会社の信用はガタ落ちでしょうから、メチャクチャといえるでしょう。

それはともかく、本作ではアラン・ドロンと同乗するパイロットとして、先日亡くなられたジョージ・ケネディが出演している(シリーズ全作品に出演しているそうです)。本作においては、実はアラン・ドロンよりもケネディの方が印象的で、しかもカッコイイんです。

顔はお世辞にもカッコイイとはいえず、小太りですが、声優の小林清志の男くさいガナリ声と、ときおり勢いづいたときに出るベラめ絵口調ととてもマッチしています。危機的状況でも冷静で軽口を忘れないキャラクターもあいまって、たまりません。

ホーミングミサイルを信号ピストルを撃つことで無効化したり、旅客機での背面飛行など、ちょっと現実離れした感がありますが、ジョージ・ケネディ(VC小林清志)だけで最後まで観てしまう作品でした。