いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

社会人の恋愛・結婚にまつわる「持ち込み」「調達」「現地調達」とは?

先日、知人の美人女子大生から、ある企業について聞いた話が面白かった。
東京の一等地にある誰でも知っているような大企業だが、その社員の間では、結婚に3タイプの呼び名があるという。


学生時代から交際する恋人とそのままゴールインすることを「持ち込み」
入社後に合コンなどで出会って結婚にこぎつけるのを「調達」
「調達」のうち、社内恋愛で結ばれることを「現地調達」と呼ぶのだそうだ。
結婚までいってないが交際中の場合はそれぞれ、「持ち込み中」「調達中」「現地調達中」となる。
「持ち込み」したものが気づかぬうちに腐敗していたり、いろんなところで「調達」しすぎて修羅場になったりすることもあるのだろうが、なるほどユニークなネーミングである。


面白いと思ったのは、この3つの中でもとくに「持ち込み」が、他の2つからすれば「勝ち組」とみなされ、憧れの的になっているということ。
なぜ「持ち込み」での結婚が羨ましがられるかというと、入社後は恋人を作ることもままならないほどの激務が待っているからだ。また、そんな激務に耐えながら、学生時代からの恋人との関係を破綻させることなく、結婚を実らせた社員の要領の良さが賞賛されている、ともいえるかもしれない。
「持ち込み」を憧れるこうした価値観は、内定者にとって「学生のうちに恋人を作っとけよ」という警句にもなっているという。


ただ、全社員がこの3タイプのどこかに分類されるとは限らない。3つのどれかに当てはまるということは、交際し、さらには結婚に持ち込めているということで、どれにも当てはまらない「手ぶら」の人だっているだろう。
だとしたら「手ぶら」の人は、どんな気持ちでその話題に入っているのだろうと気になった。まぁ、誰でも知っているような大企業の正社員である。そんな心配は杞憂なのかもしれない、が。


どちらにせよ、入社後の恋愛や結婚というライフプランが学生時代から始まっているというのは、酷な話だなあと他人事ながら思ったのだった。