いいんちょさんのありゃあブログ

85年生まれ、おうし座。今考えてることと、好きなこと、嫌いなことについて

セクシュアリティ

リア充の群れといえばAAAを連想します

突然だけど、リア充は群れるものだ。 友だちの少ない人間からすれば、群れることのできるのもひとつの能力ではあるが。僕がリア充の群れについて思いをはせるとき、いつも思い浮かべるのはエイベックス所属のグループ、AAAだ。彼ら彼女らこそ、僕の抱くイメ…

『青春の蹉跌』における「妊娠の怪」

最近読んだ石川達三の『青春の蹉跌』という小説。 青春の蹉跌 (新潮文庫)作者: 石川達三出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1971/05/27メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 24回この商品を含むブログ (29件) を見る これがおもしろかったのだけれど、なんともお…

「身の丈」をフライングしないかぎり死ぬまで恋愛はできない

(前略)俺が女の子と付き合うのはまだ早いのだと、ずっとそう思い続けてきた。 いつそういう時期がくるのかはわからないが、そのうちだろうと軽い気持ちでいた。 セックスは2次元やAVの中の出来事でリアリティがなかったから、こんないやらしいことをみんな…

女の子の便利だけど欲しくはないもの

昨年夏に突然「男の赤ちゃんの父親になった」とフェースブックで告白したクリスティアーノ・ロナウドだが、これまで素性が一切明かされていなかった母親が、20歳のイギリス人学生であったことがわかった。 デイリー・メール紙(電子版)によると、クリスティ…

「童貞コンプレックス」が薄れ、「童貞文化」も廃れ始めているのかもしれない

最近僕の中で殊に強まっているのが、「童貞コンプレックス」というものがこのままなくなっていくんじゃないか、という実感だ。 説明不要であると思うが、童貞コンプレックスというのは、女性と性交渉をしたことのない童貞が童貞であるということに対して抱く…

お前ら、宇宙人に話しかけることは決まってんのか?(改訂版)

※改訂版です。中盤の以降の説明が自分でもしっくりきていなくて、「そして、その最たる例が「男の常識」と「女の常識」の分裂だ」から「一石二鳥ではないか。」までを書き換えました。あとはすべて前と一緒です。 日本では深夜の時間帯にあったNASAの記者会…

なぜ人は追いつめられると売春に走るのか

婚活女の恐ろしさを体験してきた http://hamusoku.com/archives/2384804.html 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/22(金) 00:47:51.85 id:aGWAa2Tr0 友人に誘われて婚活パーティーというのに行ってきたがあそこは地獄だぜ・・・・キ…

女のかぶる「姥皮」という問題

最近読んだ中村うさぎのエッセイ、『「イタい女」の作られ方』の中で、「女の世界」で生き抜くための処世術として女たちが被る「姥皮」の話を紹介している。「イタい女」の作られ方―自意識過剰の姥皮地獄 (集英社文庫)作者: 中村うさぎ出版社/メーカー: 集英…

究極の<オッサン>を目撃した

<オッサン>というのはどうやって定義できるだろうか、とオッサン予備軍である者として考えることがある。どうなってしまえばオッサンになってしまうのか。いろいろな定義があるだろう。枕からお父さんの臭いが出始めただの、飲食店での出されたおしぼりで…

言葉があるとないとでは「現実」がちがう

「赤ちゃんがいるんですから!」は現代最強の「殺し文句」になりつつあるが、そんな他責的な言葉にこんなのもあるらしい。 スメルハラスメントという言葉をご存知だろうか。モラスハラスメント、セクシャルハラスメント、パワーハラスメント・・・、様々なハ…

クレタ島的な・・・

もしあなたに今、彼氏がいたとしよう。 その彼氏の身にある日、なにか経済的、社会的な災いが降りかかり、このままではそのうちあなた自身にも火の粉が降りかかってくるかもしれない。 そんなとき、あなたの身を案じた心ある彼がこう言ってきたとする。 「君…

英語の恋愛表現とそこから見えてくるアメリカ人の恋愛観が面白い

すでに刊行されて三か月がたとうとしているが、6月にこういう新書が出版された。 性愛英語の基礎知識 (新潮新書)作者: 吉原真里出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/06/01メディア: 新書購入: 32人 クリック: 191回この商品を含むブログ (9件) を見る Toky…

僕らはなぜ<顔>から目を逸らしてしまうのか

<顔>、というものに興味をもっている。 いや、正確にいうとそうではない。厳密に言えば、なぜ僕らは人の特に顔に惹かれるのか、ということに興味がある。 今ここにいない恋人や家族を想うとき、僕らは当たり前のように相手の<顔>を思い出す。いやいや、…

恋愛できない人がつらいのは恋愛ができないからではない

遅ればせながら、最近こんな新書を読んだ。 セックス格差社会 恋愛貧者 結婚難民はなぜ増えるのか? (宝島社新書)作者: 門倉貴史出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2008/11/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 315回この商品を含むブログ (28件) を見る 各章…

そこで「腐女子ざまぁwww」と言ってちゃマズいだろ

大阪府では、18歳未満の青少年を性的対象として扱う図書類等の状況についてまず、実態把握を行います。把握した実態を検証・分析し、「大阪府青少年健全育成条例」での規制の必要性等を検討します。 (中略) ■大阪府青少年健全育成条例の現状 ○青少年の性的…

荒川区議会よりキャンパスナイターズのほうがある意味かなり進んでいる件

「公衆便所」は女性蔑視?東京・荒川区で、なんとも珍妙な「トイレ論争」が勃発、関係者は大マジで激論を戦わせている。「公衆便所」の4文字が不潔なイメージだとして、呼称を「公衆トイレ」に変更する条例案が提出されたのが事の発端。紛糾する区議会では…

『名前のない女たち2』

名前のない女たち 2 (宝島社文庫)作者: 中村淳彦出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2005/09/30メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 152回この商品を含むブログ (12件) を見る思春期を通過した男ならだれしも、そのほとんどがお世話になっているであろうアダルト…

化粧とは自我にほどこされるものなのである

世の中には「醜形恐怖」という名の精神疾患に苦しんでいる人がいるという。自分の顔や身体が、極度に醜くて他の人からも実はそういう風に奇異な視線を注がれているのではないか、と考えてしまう、一種の強迫性障害だ。 そんな障害を患ったある若い女性につい…

ウッズにその檻は狭すぎた

タイガー・ウッズの不倫騒動の火が、意外に燃え続けている。というよりもむしろ、日に日にその燃え方の勢いは強まってさえいる。この件に関して、おそらく多くの人が口には出さないまでも思っているのは、「二匹目“以降”のドジョウってこんなに醜いんだ」と…

そこで「怖い」は、おかしいか?

例えばあなたが、友人と飯を食いながらこんな話を聞いたとする。その人の知り合いAくん(♂)とBちゃん(♀)の話。 二人は大学時代のサークルの友達で、仲もよいがそれは世間一般でいうところの「仲」であって、決して「男女の仲」ではない。そんななか、Aく…

誰がための「オシャレな女」なのか?

連休の初日に伯父の家族がやってきた。伯父には三人の子ども、つまり僕のいとこが三人いるのだがその真ん中、今年14歳になる女の子がおもしろい。毎回会う度に、よくいえばオシャレな女の子に、悪く言えばケバイギャルに変容していくのだ。その変化は普段会…

初めてナンパを見た、大学で

以前から僕は、「ナンパする男ははたして軟派なのか?」という疑問を持っていた。恋愛に対して奥手でがつがつしない草食系男子が持てはやされる時代である。そんな時代に道ばたですれちがった女の子が気に入ったからといって、はたして声をかけられるだろう…

セクハラのつづき

一昨日のエントリーでコスモスさんからコメントをいただいた。一昨日僕は、セクハラというのは何が何でもセクハラになるというのではなくて、セクハラにならないコミュニケーションの文脈というのもあって、それを勘違いで踏み外してしまうことによって巻き…

好きなものについて語ること

この件について先日ご指摘をいただいたある方に、僕がフーコーを引き合いに出したことに対して、彼が同性愛者だったという事実も考慮に入れるべきではないか、というご指摘をいただいた。もちろん僕はフーコーが同性愛者であったことを知っているし、そのこ…

倒錯委員長「買い忘れ」に助けられる

ながーいブログを書いて研究室を書いた俺は昨日の深夜、自宅近くのコンビニに寄った。入る前にチラッとのぞくと、さすが深夜2時を回っているだけに店内はレジの店員二人だけ。いつものちーまー風のふたり。なにか談笑をしている。店内に入った瞬間その会話…

偏見のない世の中などない(つくれない)

こちらの記事を読んだ上での、こちらの主張。 まとめ(になってない) 人権団体の人たちは、「ポルノグラフィーによって直接的に性犯罪の頻度が上がる」ことを心配しているというよりも、「ポルノグラフィーによって女性への偏見(女性を性的なモノとしてと…

秘密のオリエンテーション

毎回気品のある文体でど変態なことを吐露なさることで定評のあるnubiangoatさんの記事。 処女喪失というのは処女膜を陰茎で突き抜けさせることだけを意味するのか、(・・・)そして少なくとも、僕にとってその問いに対する答えは「そうではない」となるのでし…

能力とはまた別の「能力」

4月20日号のAERAで内田樹が短いコラムで耳の痛い、いや目の痛いことを書いている。 多くの学生は就活を受験勉強と同じものだと考えている。成績優秀で、弁舌がさわやかで、リーダーシップのある人が選ばれ、そうでない人が落とされる、と。しかし、実際には…

あたしの体だって!?そりゃお前の体じゃねぇ!(改題)

「私」の同一性問題の次は、「私」の身体性。 よく、メジャーどころでない、いかがわしい事務所に所属して、乳首や下の毛が半ば見えているようなきわどい写真集やDVDを出すグラドルが、そのままAVへ直行というパターンがある。そういう子たちも今の時代はブ…

それを言っちゃーおしめーよ

人生は、「気持ち」次第でどうにでもなります。そして「気持ち」だけは、自分の意志ではどうにもなりません。「気持ち」が良い方に向いている人は、それでいいです。でも、「気持ち」が悪い方にしか向いていない人は、一体どうすればいいのでしょう? こうい…